殺しへのライン(アンソニー・ホロヴィッツ)★★★☆☆ 1/11読了

『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。プロモーションとして、探偵ダニエル・ホーソーンとわたし、作家のアンソニーホロヴィッツは、初めて開催される文芸フェスに参加するため、チャンネル諸島オルダニー島を訪れた。どことなく不穏な雰囲気が漂っていたところ、文芸フェスの関係者のひとりが死体で発見される。椅子に手足をテープで固定されていたが、なぜか右手だけは自由なままで……。年末ミステリランキング完全制覇の『メインテーマは殺人』『その裁きは死』に続く、ホーソーンホロヴィッツシリーズ最新刊!

シリーズ3作目。相変わらず、端正な古き良き推理小説を今読めるのが嬉しい。犯人は何となく分かっていたが、死体をなぜあのような状態にしておいたのかは流石に分からなかった。ホーソーンの過去を小出しにしてくるのもニクい。次作も楽しみだな。