川上未映子、12年間の軌跡。
雑誌Hanakoの連載エッセイ「りぼんにお願い」が書籍化！メイクやファッションの悩みから、季節の移り変わり、社会の中での女性の変化について、ときにユーモラスに、ときに勇敢に、ときに暖かく、読者へと語りかけるように書かれたエッセイには、小説作品とはまた違った、著者自身の思いや12年間の変化が綴られています。
［コンテンツ紹介］
● 連載245回の中から厳選した、80のエッセイを収録。
● 新規書き下ろしとして、2011年から2022年まで、1年ごとの「当時の自分と社会」についての振り返りエッセイ
エッセイは巷に数多あるが、12年分のエッセイ収録というのはそうそうないだろう。これだけの長きに渡った連載なのに、文体が最初から最後まで変わらないのも驚きだ。ずっと、Hanakoの読者へ語りかけるように書いていたからなんだろうな。エッセイのタイトルの英訳も、ちゃんと意を汲んであってかつ簡潔でとても良かったね。
