春のこわいもの(川上未映子)★★★☆☆ 6/14読了

感染症が爆発的流行を起こす直前、 東京で6人の男女が体験する、甘美きわまる地獄めぐり。ギャラ飲み志願の女性、深夜の学校へ忍び込む高校生、 寝たきりのベッドで人生を振り返る老女、 親友をひそかに裏切りつづけた作家……
かれらの前で世界は冷たく変貌しはじめる。
これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに……

書き下ろしということで、作品の長さがまちまちで、逆にそれも効果的だった。すべて、コロナが本格的に流行り出す直前くらいが描かれている。どれも良かったので、どれか1つって選べないな。