阿佐ヶ谷スパイダース vol.28「ともだちが来た」@下北沢小劇場B1

劇団化した阿佐ヶ谷スパイダースの第3弾は、1995年第2回OMS戯曲賞受賞作鈴江俊郎氏の傑作戯曲『ともだちが来た』を、ヨーロッパ企画のメンバーを招いて、実に17年ぶりに上演します。
演出は中山祐一朗
中山は1997年OMSプロデュース公演『ともだちが来た』にオーディションで合格し出演(演出/岩松了、出演/吹越満)。その出会いは激烈で、まるで昨日のことのように中山の中に当時の記憶が息づいています。その愛情が高じて2003年に阿佐ヶ谷スパイダースで演出し、好評を得ました(出演/長塚圭史伊達暁@下北沢ザ・スズナリ)。
17年の歳月を経ても中山のこの戯曲に対する深い想いは寧ろ深まるばかりです。

作:鈴江俊郎/演出:中山祐一朗

出演
Aバージョン
坂本慶介
本多力

Bバージョン
土佐和成
森一生

ヨーロッパ企画のメンバーが客演として入っているが、配役がそれぞれ違う。私が観たのはAバージョンで、坂本慶介が「私」で本多力が「ともだち」を演じている。
「私」のもとに既に亡くなっている「ともだち」が幽霊(?)としてやってくる話。舞台は6畳の畳のみ。面白くなくはなかったんだけど、予想していた以上の展開があまりなかったのが残念。土佐和成が「私」を演じたBバージョンはどんな感じだったのかというのは気になった。

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