東京No.1親子 第2回公演『夜鷹と夜警』@ザ・スズナリ

挙げ句の果ての彼方から!あの親子が下北沢に帰ってくる!!
かなわない敵と夢。刃向かう度胸も尽き果てて、膝を折って両手をついて額の置き場を探してる。ところがそこかしこに先達が。俺の土下座の場所がない…。長いものに巻かれたいのに巻いてもらえない男と女のロール・オーバー物語!

作・演出:福原充則
出演:安藤 聖、村上 航、喜多村千尋佐藤銀平、佐藤B作

3月の『今が、オールタイムベスト』以来の久しぶりの生観劇。スズナリは席数を半分に減らしていた。隣の席との間に空間があるので、観客側からすればゆったり見られていい(今までのスズナリだったらぎゅうぎゅう詰めだからね)。
佐藤親子が舞台上でも親子を演じているのが、なかなか感慨深い。5人全員がみんな複数の役をこなすかなりハチャメチャな舞台、特に後半のいい意味での「茶番感」がすごい。
途中で換気のための幕間があり、そこで映像を流したのだが音がでない。さらにもう1本映像を流そうとしたら、それも音が出ないから結局流せなくなるという、かなりグダグダな展開となってしまっていた。
芝居は、全体的にはもうひとつな感じもしたが、舞台という空間を役者と他のお客さんと共有するという「生」の観劇は配信とは大違いで、やっぱりいいなと再認識した。

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