「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。貴志祐介ワールドの原点!「呪文」―『新世界より』の刊行後ほどなくいて発表された短編。惑星「まほろば」で何かが起きている…。「罪人の選択」―「罪人」の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。果たして正解は?「赤い雨」―新参生物のチミドロによって、地球は赤く蹂躙された。スラム出身の瑞樹はRAINの治療法を探る。最新SF!
タイトルから勝手にミステリーの短編集だと思っていたら、4編中3編がSFだった。最初の話に入り込めず、SFはちょっと合わない感じだった(2編目、3編目はもうちょっと読めたけど)。唯一の非SFが表題作。これはなかなか面白かった。