メイガンマ・ビアンコ・セコンド 2018

古いバリックにて天然酵母醗酵。澱引き後の古バリックに戻して8ヶ月熟成。ノンフィルターで自然な澱下げを行い、おおまかな澱のみを取り除く。SO2不添加。
サルデーニャ島の州都であるカリアリから東に約40km、島の南東の飛び出た部分のカドに位置する、畑の海抜はほとんど無く、海から 500~600mしか離れていない小さな町ヴィッラ・シミーウサ。地元出身のジョゼッペ・クシェドゥと妻バルバラが、もともと自分達が飲みたいと思う自然な味わいのワイン造り、人為的な添加物等は一切使わずに健全なブドウを造る事を目指し始まったカンティーナ。
「メイガンマ」とは=サルデーニャに伝わる言葉で、昼ごはんを食べた後、消化に伴って起こる眠気の事。生活の早いリズムに惑わされず、ゆっくりと和やかな時間を自分達のワインと共に過ごしてほしい、そんな願いが込められています。ラベルデザインはバルバラが作ったもので、畑や家に生えるハーブや草花、果実をそのまま描いた絵。瓶口に括られた紐は、地元出身のデザイナー、マリアライトさんが町のお祭りの際に依頼され、一軒一軒の家をこの紐で結び、皆繋がり幸せであるようにと願いを込めて施した装飾からインスパイアされたもの。
収穫後すぐに圧搾。古いバリックを使い発酵。生産本数1000本。プリモに比べ、黒ブドウらしい果実の厚みとコクを感じます。ですがやはり柔らかさと心地よい余韻は、彼らのワインの特徴をとても素晴らしく表現しています。

ウィルトスにて購入。夕食は先日宮木シェフがインスタライブで作っていた「鶏もも肉のディアボラ風」。パクチーは嫌いなので、代わりに小ねぎ。小鍋やバットは使いたくなかったので、フライパンだけで作れるように作り方も微妙に変えた。レモンを多めに入れたので、酸っぱめになったが、なかなか美味しかった。妻は夏場にいいかもと言っていた。
合わせたワインがこのメイガンマ・ビアンコ・セコンド。まあ合わせたと言っても、元々このワインを飲むと決めてたんだけど。カンノナウという黒ぶどうから作られた白ワインでちょっと珍しい。薄いロゼって感じの色合い。味もやや独特だが、とても美味しかった。エチケットがお洒落だし、瓶口に括られた紐もいいんだよな。ちょっと高いのが難点だが、他のも飲んでみたい。

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