フォンゴリ ヴィーノ ビアンコ グレケット 2019

1900 年代初頭、モンテファルコの東側、サン・マルコの一角に誕生したフォンゴリは、創業者であるデチュー・フォンゴリが、オリーヴとブドウ栽培、豚や牛などの家畜業を始めたところから、その歴史が始まる。現当主である 4 代目のアンジェロ・フォンゴリとレティーツィア夫妻は、曽祖父の代より受け継がれてきた農業とワイン造りの伝統を守りながらも、自らの味覚と好みに寄せた醸造を取り入れていく。畑では農薬や化学肥料を使用せず除草剤なども使われていなかったし、肥料は自ら飼育する家畜の堆肥を必要に応じて施肥するのみ。全部で 40ha もの広大な土地を所有するフォンゴリは、23ha のブドウ畑、7ha のオリーヴ、残りは原生林として自然をそのまま残している。醸造は、サグランティーノを除く全てのワインは、プラスティック桶(解放桶)にて自然酵母のみで発酵を開始。フィルターや清澄作業は一切行わず、亜硫酸もいかなる段階でも使わずにボトル詰め。この土地が育む果実をそのままに、フォンゴリの歴史ともいうべき歩みをストレートに表現したワイン造りを推し進めている。伝統である曽祖父のワイン造りをベースとし、彼らにしか生み出せない味わいを追い求め、自然のままのワイン造りへと変革を開始したフォンゴリ。5 年に及ぶ長い準備期間を経てリリースされたこの(新しい)伝統のワインは、2015 年が初リリース。

夕飯は、焼き塩サバオニオンポテトとにんじんのサラダ。焼き塩サバオニオンポテトはジャーマンポテトの鯖バージョンみたいな感じ。にんじんのサラダでは、初めてディルを使ったけど、ディルってい意外と効くのね。なんか見直した。
ワインはフルッタにて購入の1リットル。いつもはワイン1本を2人で飲むと大概足りなくてビールを追加するんだけど、1リットルなので足りた。というか、かなり酔っ払った。もちろん味も美味しかったし、ワインに合う料理を作って、たっぷり飲んで食べるっていうのは至福ですね。

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