ビビを見た!(大海 赫)★★★☆☆ 8/1読了

盲目の主人公ホタルに「7時間だけ見えるようにしてやろう」と言う声が聞こえた。ホタルの目が見えるようになると同時に、回りの人は光を失った。しかもホタルの住む町が正体不明の敵に襲われるとテレビ放送が始まった。人たちは町を脱出するための列車に乗り込んだ。ホタルは列車の中で不思議な緑色の少女ビビと知り合う。その列車を巨人が追ってくる。巨人をなだめられるのはビビだけだ…。

松井周による舞台化で本作を知った。子供の頃に読んだ記憶もない。絵本なんだけど、版画のような切り絵のような絵が怖いし、内容的にも子供が読んだらトラウマになりそうだ。実に示唆に富んでいて、大人が読んでも十分に面白い。舞台化したくなるのも分かる。今頃言っても遅いけど、見ればよかったな舞台。