贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』@BUKATSUDO HALL

作・演出:山田由梨
出演:島田桃子 山本雅幸 田島ゆみか 大竹このみ 青山祥子

“よりよく生きるために、女は男を食べるかもしれない。すいません、いただきます。”

最近、人間の男と女について考えている。
人間はいつの間にか動物からかなり遠い存在になってしまった。
そしてもうそれは逆戻りすることはないと思う。
動物界では、オスとメスは”平等”なのだろうか。
人間界における、男女の”平等”とはなんなのか。
同じ権利を持つこと?
ちょっと待って、”平等”について考える前に、
男女は思っているよりももっと違う生き物なのかもしれない。
じゃあ、違う生き物同士は対話をしてわかりあえるのだろうか。
人間とサイは分かり合えそうか?
それはそうと、カマキリのメスは交尾中にオスを食べて栄養にするらしい。
そこに対話はありそうだろうか。
「僕を食べて、丈夫な子供を育てておくれ。」
「栄養にするから、食べていい?」
いやいやいや、戦争になるかも。戦争はしたくないなあ。

贅沢貧乏が初めてなら、BUKATSUDO HALLも初めて。ドックヤードガーデンにこんな場所あったんだね。STスポットよりは少し広いかな。今どきの話題である性差をとりあげた芝居だが、もうちょっとひねりが欲しかったかなあ。妖精のようなメイド2人はなかなか面白かったけど。終演後外に出たら、片桐はいりが主宰の山田由梨と話していた。こういうところまでアンテナ張ってるんだなあ。

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