関東大学対抗戦Aグループ 帝京大学 vs 明治大学 秩父宮ラグビー場

明治は今季練習試合で帝京に2勝しており、久しぶりに勝てる機運が高まっている。前節で慶応に負けてしまって、全勝対決にならなかったのは残念だったが、この試合は生で観ようと割と前から考えていた。
14時キックオフで13時過ぎに秩父宮に着くと、セコム対ヤクルトの試合をやっていた。前に試合が入っているとは思っていなかったので、ちょっと驚いた。自由席券を買ってバックスタンドへ。中央付近はほぼ埋まっている。それでも、明治サイドである伊藤忠側のなるべく中央付近に座った。天気は曇りで時折薄日が差している。思ったほど寒くなかった(このときは)。
試合開始早々明治がスクラムで反則を誘い、PGを決めて先制。その後も明治が攻め立てて、ゴール前のラックからSHの福田が左に持ち出してオフロードパス。それを受けた13番の渡邉が飛び込んでトライ。ゴールも決まって、開始10分で10-0とリード。その後、PGを入れ合って13-3。そのまま前半を終わればいいのに、ロスタイムに帝京にトライを許し13-8と迫られてハーフタイム。
ハーフタイムには両校のチアリーダーの演技。これは帝京の圧勝だった。
前半ロスタイムに余計な失点をして、嫌なムードだったが、後半早々これを完全に払拭する。中央付近での帝京スクラムを明治が猛プッシュしてターンオーバー。これをすかさず帝京陣右奥へキック。チェイスに勝った11番の高橋がこれをキャッチし、タックルも振り切ってトライ。この時は客席も総立ちで、私も思わずガッツポーズ。このトライは非常にいいトライで、取った時間帯も良く、これで一気に明治ペースになった。
ところが、相手は帝京なので、そう簡単には勝たせてくれない。後半23分に明治のキックを竹山がカウンターアタック。明治ディフェンスを切り裂いて、40メートルくらい走ってオフロードパス。これを帝京バックスが見事につないでトライ。このトライも素晴らしかった。これで20-15。勝負の行方は分からなくなってきた。
ただ、この後は明治が攻め続け、帝京ディフェンスをゴールラインに釘付けにする。アドバンテージをもらいながら攻め続け、最終的にゴール正面でペナルティを得たときに、時間は75分。意地でスクラムを選択するかなと思ったら、ショットを選択。PGが決まれば8点差になるので、当然と言えば当然だが、冷静な選択だった。これを決めて、23-15。その後は一瞬危ない場面もあったが、明治が守り切ってノーサイド。実に8年ぶりの帝京戦勝利である。いやあ、観に行って良かった。ナイスゲームでした。

明治大学 23-15 帝京大学

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