BiOsteria Komakine/ビオステリア コマキネ(ディナー)

雑誌『dancyu』で知ったお店。こんな近場に熟成肉自然派ワインのお店があるなんて知らなかった。家族3人で訪問。
蒔田駅からは徒歩1分。元々違う店名で営業していたのを改装して名前も変えたようだ。シックな店内でカウンターもあって、テーブル席も結構多い。19時の入店で既に4組くらい入っていた。事前の相談でメインには広島の鴨と猪を頂くことになっている。グラスのカヴァとぶどうジュースで乾杯して、注文は魚介のフリット、エレゾ社の蝦夷鹿のサルシッチャと白いんげん豆のトマト煮込み、それと蛸のプッタネスカ
期待に胸膨らませながらカヴァを飲んでいたのだが、最初の料理が一向に出てこない。突き出しやパンが出て来るシステムではないようなので、注文したものが出来上がるまでは何も来ない。結局、フリットが来たのが19時40分過ぎだった。その間、お店の人からの声掛けも何もなかった。他の客の料理との間が悪かったのだと思うが、注文してから30分以上何もなしというのも辛かった。まあ、もうちょっと簡単に出せる料理も頼めば良かったんでしょうね。フリットはスズキと蕪。スズキはフワフワで美味しかった。お腹空いていたので、一瞬で食べ終わってしまった。
ワインリストには自然派ワインがたくさん載っていたが、グラスワインが結構高い。熟慮の末、ルーシーマルゴーを飲んだことがなかったので、ルーシーマルゴーのルナティックをボトルで頼んだ。ピノ・ノワールピノ・グリやメルローも入っているようなのだが、思ったよりも色が薄くて酸味が強かった。ただ、絞りたてのぶどうジュースを飲んでいるようで美味しかったね。香りも自然派らしい香り。



次はサルシッチャと白いんげん豆のトマト煮込み。サルシッチャの味が濃厚だったね。その次はパスタと思いきや、肉が焼けたということで肉の盛り合わせ。鴨の方の付け合わせはベビーリーフのサラダ。猪の方はエリンギ。肉の味付けは塩・胡椒のみ。猪は脂身が美味しく、鴨もしっとりいい色に焼けていた。



パスタは半分ずつに盛り分けてもらって、私と娘で食べた。パスタも美味しかったね。
ドルチェは、ラ・フランスのコンポートとアフォガードとキウイのパフェ。3人で回して、全種類食べた。ドルチェはそこそこかな。




今回、近場の熟成肉自然派ワインのお店ということで初訪問したのだが、私の感覚からするとちょっとこのお店の熟成肉は高すぎる。シンプルに焼いただけの方が美味しいという方針も分かるが、ソースも何もなく、付け合わせもそれほど、ということになると、やはり高いと思わざるをえない(何らかの付加価値があれば別なのだが)。「熟成肉の価格は普通これくらいするのだから、無理なら頼まなければいいよ」ということであれば、そのとおりなのだと思う。
ただ、料理はみんな美味しかったので、かたまりの熟成肉以外のものを何品か食べて、最後にパスタで締めるというやり方もあるのかもしれない。