Kinoe 〜季の恵〜(ディナー)

お盆期間中、娘は塾が休みだったが私は普通に仕事だったので、特に旅行とかには行かず、文房具好きの娘の希望もあり、改装した銀座の伊東屋へ。お店はすごくお洒落になったが、何だか以前の魅力がなくなってしまっていた。文房具屋というより、外国人向けのお土産さんみたいになっていた。アップルストア教文館にも寄ってから、夕食は恵比寿の「季の恵」へ。以前にランチで行ってなかなか良かったので、家族で行くことにした。
8月はおまかせコース6,800円を5,800円で提供と食べログにあったので、大人はおまかせコース。娘はアラカルトで頼むことにした。
最初のドリンクはビールかスパークリングのどちらにしようかなと思っていたら、スパークリングをグレープフルーツジュースとパインジュースで割ったカクテルがあるということだったので、それを1つずつ注文。果肉も入っていて美味しかった。娘はパインジュース。
おまかせコースは、前菜4皿にパスタとメイン、デザート、食後のドリンクという構成。スタートは「淡路島の冷たい玉葱のポタージュ 黒豚の生ハム添え」。濃厚で甘味があった。お次は「鮮魚のカルパッチョ たっぷりの彩り野菜と」。これは前回のランチでも食べたが、やはり美味しい。
ワインは、妻がグラスのおまかせ3種で私が5種。最初はオーストリアのスッキリ系の白、次はブルゴーニュシャルドネだった。



お次は鮎のコンフィ。2人で一尾で、私が頭の方だった。苦味がいいね。4皿目は「香ばしく焼いたウナギと里芋のテリーヌ 白ワインソース」。これは食べたいと思っていたので出てきて良かった。ウナギと里芋が合うねえ。ワインはブルゴーニュの赤。



パスタは「濃厚な鴨のラグー 太めのスパゲッティで」。これに合わせて出できたワインが「Feudi del Pisciotto, Carolina Marengo Frappato 2011」。シチリアのフラッパート種のワインで、イタリアのファッション・デザイナーのカロリーナ・マレンゴがエチケットをデザインしたらしい。といっても、カロリーナ・マレンゴなんて知らないが。フラッパート種のワインってのも初めて飲んだが、これが割りと美味しかった。この日飲んだ中では一番良かったね。



アラカルトで娘が頼んだのは「穴子ととうもろこしのフリット 赤茄子のソースに万願寺唐辛子」と「渡り蟹のトマトソース 自家製タリアテッレで」。両方とも少しもらって食べたけど、美味しかったね。



メインは豚肉と羊肉の盛り合わせでなぜか目玉焼きも添えられている。美味しくなくはなかったが、これはイマイチだったかなあ。目玉焼きっていうのが朝食っぽいし、メインの華やかさに欠けるんだよな。ワインは確か、アメリカのシラーのバックヴィンテージで2004年。澱もあったし、このワインももう一つだった。
デザートは私が「フレッシュマンゴーのテリーヌ ヨーグルトソルベ」、妻が「ティラミスとエスプレッソアイス」、娘が「焼きたてチョコレートケーキ バニラアイス」。デザートはどれも美味しかったね。




今回、頼んだわけではないが個室だったので、他のお客さんを気にせずに食事ができた。ただ、スタッフがちょっとせっかちなんだよな。メニューも「ゆっくり選んで下さい」という割にはすぐに聞きに来るし、もう少しゆったり構えててもいいんじゃないかな。
料理はメインがもう一つだったけど、全体的には美味しかった。料理の種類が多いので、色んなものをちょこちょこ食べるにはいいね。