ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!
妻が図書館で借りたものを借りて読んだ。これはダメだったなあ。何をしたいのかがよく分からない。一応ミステリーなんだが、構成が変に凝っていて、非常に分かりにくい。これでは読者は付いて来られないのではないだろうか。『掏摸』等は面白かっただけに、本作は残念な結果だった。
- 作者: 中村文則
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/09/26
- メディア: 単行本
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