「あなたが私の息子を殺したのよ!」山倉史郎は狂乱する冨沢路子の前に絶句した。それは悲劇的な誤認誘拐だった。犯人は山倉の子と誤って、同級生の路子の子を拉致したらしい。しかも身代金授受に山倉は失敗、少年は骸となって発見されたのだった。鬼畜の仕業は誰が、なぜ?やがて浮かんだ男には鉄壁のアリバイがあった。名探偵法月綸太郎と共にいたというのだ…。
以前、朝日新聞で取り上げられていて、面白そうだったので図書館で借りてみたのだが、今ひとつだったなあ。1つだけなるほどと思ったトリックがあったが、それ以外はほとんど感心しなかったし、ダイイング・メッセージとなる部分は特に弱かった。
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 文庫
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