圓丈・百栄 二人会〜百栄、圓丈の胸をかりる(横浜にぎわい座)

柳亭市也: 牛ほめ
三遊亭圓丈: ペコペコハウス
春風亭百栄: 茶金


仲入り


春風亭百栄: 愛を喩えて
三遊亭圓丈: 百年目

幕が上がっても座布団もめくりもないのでアレっと思っていたら、マイクを手にした圓丈と百栄が出てきた。ここでひとしきりお喋り。話題はもちろん円生襲名問題。遺族全員の同意がないとダメだから、なかなかうまくまとまらないだろうといっていた。
前半戦は圓丈の新作と百栄の古典。白鳥の噺をアレンジしたという圓丈の新作はどうも空回りしちゃってる感じだった。百栄の茶金はまあ普通かな。
仲入り後の百栄の新作は面白かったね。恋人同士の男女がお互いに自分の愛の強さを競うのだが、色々な例え話での競い合いに発展する。最初に競馬の話になったときに女が男に向かって「あなたの愛は何歳馬なの?」と訊いたところで大笑いしてしまった。百栄目当てでチケットを取ったので、この噺を聴けて良かった。
新作はイマイチだった圓丈だけど、百年目は良かったね。「旦那」の由来を話しているところで、音楽が鳴ったので、何かと思ったら携帯の着信音だった。しかも鳴らしたのは多分最前列中央付近の人間だ。それでも圓丈は集中を切らさなかった(ように見えた)。さすがですな。