犬の力 下 (ドン・ウィンズロウ)★★★★★ 12/18読了

熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。叔父の権力が弱まる中でバレーラ兄弟は麻薬カルテルの頂点へと危険な階段を上がり、カランもその一役を担う。アート・ケラーはアダン・バレーラの愛人となったノーラと接触バレーラ兄弟との因縁に終止符を打つチャンスをうかがう。血塗られた抗争の果てに微笑むのは誰か―。稀代の物語作家ウィンズロウ、面目躍如の傑作長編。

もうとにかく麻薬戦争の凄さといったらないね。血で血を洗う争い、裏切りにつぐ裏切り。そして、ストーリーも山場につぐ山場で、最後までだれるということがない。
このミスの海外1位も納得の一冊。これは読むしかないでしょう。

犬の力 下 (角川文庫)
犬の力 下 (角川文庫)東江 一紀

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-08-25
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