読んでから観るか、観てから読むか

先日、本屋で一冊の文庫本が目に付いた。それがこの『レイヤー・ケーキ』だ。

レイヤー・ケーキ
レイヤー・ケーキJ・J・コノリー 佐藤 耕士

角川書店 2006-05-25
売り上げランキング : 124269


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

レイヤー・ケーキとは、下っ端から上層部まで、裏社会の階層(レイヤー)をケーキに喩えた言葉。一番上はおいしそうだが、この仕事、そんなに甘くない。その階層を麻薬ディーラーとして駆け上ってきたおれ。そろそろ引退を目論んでいたが、ボスからこれを最後にと二つの命令が。「古い友人の娘を捜し出せ」「エクスタシー二百万粒を売りさばけ」やむなく引き受けたおれだったが気づけば裏社会の闇へ引き摺りこまれるはめに―。

帯を見ると既に映画化されており、日本でも7月1日からユーロスペースで公開される。

すべては、終わらせるために始まった。

おいしい仕事は、甘くない。
007新ボンド役が挑む、スタイリッシュ・クライム・ブービー

名もなき麻薬ディーラーXXXX。彼は自らのルールに従い、好調なうちにこの世界から足を洗おうとしていた。そんな彼に託された、最後の2つの仕事。計画通りに事を進めようとしたXXXXだったが、欲心に満ちた社会階層の狭間で、突然、裏社会の闇へと巻き込まれていく――。クールで知的な主人公XXXXを演じるのは、『007/カジノ・ロワイヤル』で6代目ボンド役に抜擢された、『ミュンヘン』のダニエル・クレイグ。そして、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』のスタッフが本作のために再結集し、プロデューサーのマシュー・ヴォーンが初監督を務めた。欲望、裏切り、屈辱。スタイリッシュな映像と凝りに凝ったストーリーで積み重ねられていく、ちょい悪で激ヤバなスリリング・クライム!ブリティッシュ・ロックでデコレートされた、UK裏社会の群像スパイラルが、ついに日本で絡まり始める。

公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/layercake/

まあ、見るからに『ロック、ストック・・』や『スナッチ』系の話だ。主人公が007新ボンド役のダニエル・クレイグっていうのがミソだな。イギリス映画のこの手の話は結構面白いんでね、ちょっと観てみたい。俺だったら、読まずに観るかな。