セレブ御用達

美しい映画に美しいファッションは欠かせない。そして今や、ファッションブランドを前面に出した映画や宣伝手法が相次ぐようになっている。映画にとってもブランドにとっても、「うまみ」があるようだ。
 ファッション誌の鬼編集長(メリル・ストリープ)と新人アシスタント(アン・ハサウェイ)の「闘い」をコミカルに描く映画のタイトルは、ずばり「プラダを着た悪魔」。全米で大ヒットした。原作者は米ヴォーグ編集長アナ・ウィンターの元アシスタントだ。
 登場する高級ブランド品は、プラダのほかバレンチノドルチェ&ガッバーナなどの服やマノロ・ブラニクの靴、フレッド・レイトンの宝飾品……。プログラムも、ファッション誌風に写真を配し、「スカート/プラダ」「ジャケット/シャネル」と明記している。
(中略)
 女性陣だけではない。007シリーズの最新作「カジノ・ロワイヤル」のプログラムには、ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ)のお気に入りが写真付きで載る。「タキシードはブリオーニ」「靴はジョン・ロブ」という具合。劇中では、ボンドの腕時計を巡って「ロレックスか」「オメガだ」という会話も。

今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていた。洋服やアクセサリーだけじゃなくて、デジタル機器なんかも注目を集めるよな。実際私も『マトリックス』でキアヌ・リーブスが使っていたノキアの携帯に触発されて、スライド式のノキアの携帯買っちゃったもんなあ。PalmというPDAがあり私も長年使っているのだが、この業界はどちらかというとマイナーなので、映画の登場人物がPalmを使っていると、ほんのちょっと映っただけで結構話題になってたね。
で、突然ワインの話になるのだが、こんなシャンパーニュがある。

映画「007」で、ジェームス・ボンドが愛飲し、一躍有名になったシャンパーニュ「ボランジェ」。
とても有名なシャンパーニュですが、「実際に飲んだことがない」という方も多いと思います。しかし、その実力は驚くもの!
ワイン評価誌「クラスマン」では、最高評価の3つ星を受け、なおかつ、最高の3つ星評価を受けるシャンパーニュの造り手はたった2社!
もう1軒は、あの「クリュッグ」ですから、いかに「ボランジェ」の評価がすごいのか分かっていただけると思います。

朝日の記事にはさすがに「ボランジェ」は出てこなかったが、普段から頭の中の1/3はワインのことを考えている私にとっては「ジェームス・ボンド=ボランジェ」という等式がすぐに出てきてしまった。そんな折り、湘南ワインセラーで「スペシャル・キュヴェ・ブリュット[NV]ボランジェ」を買うと送料無料というキャンペーンをやっていたので、いきおいで買ってしまった。正月あたり気分だけでもジェームス・ボンドを気取ってみるかねえw。