下町の銭湯を営む一人のオッサンと風呂屋の客、そこへやってくる妹夫婦。さしあたって特別なことはない。ただ、ほんの少し近づいたり離れたり、ほんの少し笑ったりイラッとしたり。誰にも言えない悩みを抱えながら、ほんの少し恥ずかしい大人たち。
2009年10月14日(水)〜25日(日) シアター711
作、演出:石曽根有也
出演:林和義 古川悦史 清水宏 松本紀保
今村裕次郎 瓜田尚美 石曽根有也
シアター711は初めて。元映画館だったということでシートは座りやすかった。狭い舞台に銭湯の受付をきっちり再現している。
話はいつものような感じ。林・古川の両人はもうらくだのメンバーと言ってもいいんじゃないかという馴染み振り。清水宏も結構違和感なく馴染んでいたのだが、松本紀保はややぎこちなかったかな。
それにつけても今村裕次郎は最高だ。あの「桶芸」(?)はとにかく笑った。今村裕次郎のちょっと年上の人たちとの絡みが毎回いいんだよな。「マジっすか?」ってセリフを言わせたら日本一だと個人的には思う。もう、今村裕次郎はこのまま年を取らないで欲しい。そして、毎回年上の人たちとの絡みで「マジっすか?」って言ってて欲しい。
『だるまさん、ころんだ』には及ばないけど、『めぐみのいろは』と『日曜日の使者』よりは面白かったね。それと今回のエコバッグは以前のものとは違うデザインになっていた。なぜバナナなのかは分からんが。次回は来年4月に駅前劇場でやるそうだ。タイトルは『カラスの歩く速さ(仮)』。楽しみに待ちたい。