エッセルンガ(ディナー)

「ナディア」の後に居抜きで入っているお店。評判もいいようなので、前から行きたいと思っていた。18時の開店ちょっと前に到着。もう先客が二組いた。ナプキンは紙なんだけど、それぞれ色が違っていて、子供用はちょっと古風でかわいい柄だった。
紙で渡されたメニューはドリンクのみで、食べ物のメニューは店内に掲げてある黒板に書いてある。前菜、パスタ、メインに分かれていて、それぞれ10種類ずつくらいある。
食前酒は私がカヴァで妻が生ビールで娘がブラッドオレンジジュース。前菜は「フリット・ミスト」と「カツオのカルパッチョ」。フリット・ミストはカボチャ、シシトウ、イカ、アジ(?)、ムカゴなど盛り沢山。カツオも切り身が厚くてボリュームがある。カヴァの次はグラスの白ワイン。辛口を所望すると3種類持ってきてくれて、スッキリ系のヴェルナッチャを薦めてくれた。試しに一口飲ませてくれて、飲んでみると確かにスッキリ美味しかったのでそれにした。妻は自重したので、ちょっと飲ませてあげた。
パスタは「仔羊のラグー」と「サツマイモのニョッキと豆のズッパ」。「仔羊のラグー」はペンネフジッリを選べたので、フジッリにした。仔羊ということで妻は臭みをちょっと気にしていたのだが、スパイスが利いていて臭みは全然なかった。でまた、ズッパが最高に美味しかった。サツマイモのニョッキということでちょっと甘味があって優しい味にちょっとドロドロ系のスープが良く合っていた。
ワインはいよいよボトルの赤へ。あまり重たくない薄いけれども味があるブルゴーニュ系のものを所望すると「ボンドンノ ロッソ・ディ・トスカーナ」をチョイスしてくれた。ミディアムボディでフレッシュさもあり、なかなか美味しかった。それを飲んでいると、グラスワイン用の赤の残っていた一杯分をサービスで飲ませてくれた。4日目ということで若干へたっていたけど、まずまず美味しかった(銘柄は失念)。
メインは「庄内牛のタリアータ」。厚めに切った肉の上にルッコラがたっぷりのっていて、プチトマトが添えられている。この肉が絶品だったね。美味い肉を食べているときは本当に幸せだ。脂身もあるんだけど、その脂身さえも美味いね。
デザートは別メニューがあって、数種類から選べる。私がティラミス、妻がサラミのようなチョコレートケーキ、娘はプリン。プリンはクリームブリュレのような感じだった。ドリンクは私がエスプレッソで妻がコーヒー。これだけ食べて飲んでも、お代は思ったより安かった。レシートを見ると、ワインがそんなに高くなかったんだな。
ナディアと比べるとちょっとカジュアル寄りになってるのかな。ワインもあまり高いのは薦めてこない。その分グラスもあまりいいグラスは出してこないんだけど、それはそれでいいのかもしれない。料理はどれも美味しかった。感じとしては「ランテルナマジカ」にちょっと似ているかもしれない。
帰りは酔いざましに鎌倉まで歩いて行った。歩いてもそんなに遠くないことを今回初めて知った。「エッセルンガ」はまた行きたいねえ。