パルコ・プロデュース「斎藤幸子」@ル テアトル銀座

2001年に劇団、ラッパ屋で上演され、大好評を得た「斎藤幸子」。
「斎藤幸子」は、山あり谷あり波瀾万丈の画数、との説がある。東京下町の月島を舞台に、美貌とガッツにあふれてはいるが、勘違い甚だしいサチコ。
そんなサチコと彼女を取り巻くおまぬけで心優しい人間たちとの12年間の物語を、パルコ・プロデュースならではの、新演出&豪華多彩キャスト陣で上演!
どうぞご期待下さい!


公演日程:2009年8月14日(金)〜8月30日(日)
作:鈴木聡
演出:河原雅彦
出演:斉藤由貴粟根まこと 千葉雅子 明星真由美 中山祐一朗 松村武 弘中麻紀 小林健一 鬼頭真也 伊藤正之/柳家喬太郎/きたろう

上演時間が3時間(休憩込み)だということを知らなかったのが迂闊だった。途中で休憩が入ったときに「あれ、そんなに長いのか」と初めて気が付いた。
ル テアトル銀座は初めて。座席は新しそうなのだが、前との間隔が狭くて、さすがに3時間はきつかった。ただ、席は観やすくていい席だった。
注目の柳家喬太郎はなぜか着ぐるみを着た犬役で登場。前半はあまり出番がなかったが、休憩開けのお楽しみで司会を務めた後、今度は人間として比較的重要な役で出てきた。
全体的にはいかにも鈴木聡らしい脚本。家族や近所の人たちとの絆を描いて、多いに笑わせて最後はちょっとしんみりさせてくれる。
実力のある役者陣で安定感はあるんだけど、なんかちょっと物足りなさも感じたな。私の席の左前方にラッパ屋の宇納佑さんがいた。ラッパ屋のメンバーは今回の芝居をどう観てたんだろう。