骸骨ビルの庭(上)(宮本輝) 7/28読了

住人たちを立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として骸骨ビルに着任する。そこは、戦後、二人の青年が子供たちを育てた場所だった。食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、彼らは命を賭して子供たちと生きた。成人してもなおビルに住み続けるかつての子供たちと、老いた育ての親、それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が八木沢の心を動かす。すべての日本人が忘れられない記憶。現代人が失った純粋な生き方が、今、鮮やかに甦る。

まだ上巻を読み終わったところだけど、すこぶる面白い。

骸骨ビルの庭(上)
骸骨ビルの庭(上)
講談社 2009-06-23
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