『ハッスル&フロウ』(公開中)
テアトルタイムズスクエア:〈レイトショー〉21:00〜 ※予告なし一度夢を追うことをあきらめた男が、ヒップホップを通じて自らの人生を振り返り、新しい道を歩んでいく感動のドラマ。ストリートでしがない裏稼業に励む男の自己実現の過程をリアルに描き出す。『クラッシュ』のテレンス・ハワードが吹き替えなしのラップ・シーンを披露し、その芸達者ぶりを見せつけた。超人気ラッパーのルダクリスもラッパー役で登場。夢と現実の間でもがく人々の姿が、胸にダイレクトに響いてくる。
上映時間:116分
監督:クレイグ・ブリュワー
脚本:クレイグ・ブリュワー
出演:テレンス・ハワード 、アンソニー・アンダーソン 、タリン・マニング 、タラジ・P・ヘンソン 、DJクオールズ 、クリス・“ルダクリス”・ブリッジステレンス・ハワードはこの映画でアカデミー主演男優賞ノミネートなのになんでレイトショーなのかなあ。既にこの映画を観た会社の先輩の評価も高い。「こういう映画にしては珍しく、ラストがほんのり温かいというのもいい」とも言っていたし、「テレンス・ハワードはノミネートされただけのことはある」とも言っていた。観たいんだけど、新宿でレイトショーだからなあ。ちょっと厳しいなあ。
『9/10(じゅうぶんのきゅう)』(10/7公開)
シネアミューズ:〈レイトショー〉21:20〜22:50 ※予告なし新しい日本映画の試み。
次代を担う実力派の若い才能たちが集結し、謎めいた展開とダイアローグ(会話)の魅力に満ちた、斬新なシチュエーション・ミステリーを誕生させた。
同窓会に集まった男子9人が、ひとつの空白をめぐってスリリングな問答を重ねる中、時が経っても変わらない友情のかたちが少しずつあぶりだされていく異色の逸品。監督:東條政利
脚本:なるせゆうせい
出演:中泉英雄、鈴木淳評、藤川俊生、金井勇太『CUT』を読んでいて最も気になった映画がこれだ。公式サイトでの監督のコメントも気に入った。
もともと、この作品は、ひとつの部屋の中で若い男たちが話をしている映画ということで企画がスタートしました。ただ、そのときに僕が作りたいと思ったのは『12人の怒れる男』のような映画ではなく、タランティーノの『レザボアドッグス』の最初の食事のシーンのような映画でした。何か、若者たちのとりとめのない雑談があり、それらがいつのまにかひとつのドラマに収斂していくようなものを作りたいと思いました。
『レザボアドッグス』の冒頭のシーンは私も大好きなので、いやが上にも期待は高まる。ただ、こういう映画の場合、脚本が命だからね。そこら辺がどうかだな。でもこれもレイトショーなんだよな〜。何とか昼間にやってくれないかな。
『ブラック・ダリア』(10/14公開)
『L.A. コンフィデンシャル』の原作者としても知られるジェイムズ・エルロイの同名小説を『アンタッチャブル』の名匠ブライアン・デ・パルマが映画化。40年代のロサンゼルスを舞台に、女優志望の女性が惨殺された“ブラック・ダリア事件”を追う刑事ふたりの運命が描かれる。主演は『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネットと『アイランド』のスカーレット・ヨハンソン。残忍な事件の全ぼうが徐々に明らかになるサスペンスの醍醐味と、濃厚で艶めかしい人間ドラマが絶妙なバランスで絡み合う。
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット 、スカーレット・ヨハンソン 、ヒラリー・スワンク 、アーロン・エッカート 、ミア・カーシュナーまたもやスカーレット・ヨハンソンだ。売れてるなあ。先日新聞に全段ぶち抜きで扇情的な広告を出していたのがこの映画だ。『L.A. コンフィデンシャル』が良かったので、この映画にも期待したい。
『ナチョ・リブレ』(11/3公開)
教会の修道院で育てられたダメ男が覆面レスラーとしてリングに上がり、修道院の孤児たちにおいしいものを食べさせようと奮起する爆笑コメディ。監督は『バス男』の新鋭ジャレッド・ヘス。主人公のダメ男、ナチョを『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが演じ、同作でもコンビを組んだジャック・ブラックの盟友マイク・ホワイトらが脚本を担当。ギャグの嵐に笑いながら、最後には温かい気持ちになれる感動作。
監督:ジャレッド・ヘス
出演:ジャック・ブラック 、エクトル・ヒメネス 、アナ・デ・ラ・レゲラ『ハイ・フィデリティ』以来すっかりジャック・ブラックファンなので、この映画は超楽しみだ。またレスラー姿が笑えるんだよな。
『レディ・イン・ザ・ウォーター』(今秋公開)
『ヴィレッジ』、『サイン』、『アンブレイカブル』、『シックス・センス』を生み出した、監督そして脚本家でもあるMナイト・シャマラン。そのシャマランがおくる最新作がこの『レディ・イン・ザ・ウォーター』だ。物語は元々、シャマランが自身の子供たちのために考え出したものだ。元々“おとぎ話”を撮りたいという希望のあったシャラマン監督だったが、この映画化で本当に希望が実現した。そんな監督にとって本作は製作サイドとの意見の相違により、配給会社を乗り換えてまでも完成させかった入魂の1作といってもよいだろう。出演はポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、ボブ・バラバン、ビル・アーウィンら、おとぎ話を彩るにふさわしいキャスト陣が登場する。
監督:Mナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、フレディー・ロドリゲス大ファンのポール・ジアマッティが出ているので気になるのだが、ずっこける可能性も高そうなんだよなあ。この映画は観るか観ないかよーく考えよう。
『ソウ3』(年内公開?)
斬新なストーリーと凄絶な恐怖描写が話題を呼び、ヒットを記録したシチュエーション・スリラー「ソウ」。そのシリーズ最新作となる「ソウ3」の米国版ポスターが公開された。
今回公開されたのは、抜歯された男性の痛々しい口元がアップになっているものと、その男性のものと思われる歯がフィーチャーされたものの2バージョン。いずれのポスターも“3本の歯”がタイトルロゴを補完する形になっている。前作「ソウ2」のポスターは、2本の切断された指をロゴとしてあしらった描写が過激すぎるとして、アメリカ映画協会(MPAA)の注意を受け自主回収に至ったが、今回もそれに負けるとも劣らない不気味な仕上がりだ。
「監督は前作に引き続きダーレン・リン・バウズマン。そして、シリーズを生み出したジェームズ・ワンとリー・ワネルが原案と脚本を担当している。全米では10月27日、日本ではアスミック・エース配給で年内公開の予定」とのこと。
2を観終わった時にはもう3は観ないかなと思ったが、やっぱり気になるし、これで完結(?)かと思うと観ておきたい気もする。