高校ラグビー決勝 東福岡vs伏見工業 花園ラグビー場 テレビ観戦

決勝は予想通りこの両校となった。それにしても後半20分過ぎからの攻防は見ごたえがあったね。攻める伏見に守る東福岡。胸が熱くなったよ。
前半は東福岡ペース。8分にはWTB正海が自らのキックをギリギリインゴール内で押さえてトライ。16分にもSH中村がパスダミーから中央に切り込んでトライ。前半は12-0で折り返した。
後半は伏見の反撃が始まった。FBで主将の井口が個人技で中央にトライ、ゴールも決まって12-7。ここからがスリル満点だった。何しろ中央にトライして7点取れば逆転だし、30分ハーフは実に短い。そして最後の攻防になる。伏見はフォワードでなかなか進めないとみるや、ボールを井口に集める。しかし東福岡も今度は井口には抜かせない。両校ミスの少ない攻防が延々と続いたのだが、最後は伏見がノッコンしてノーサイド。東福岡は悲願の初優勝となった。
ポイントはラインアウトとナンバー8かな。伏見はラインアウトの精度が低かった。東福岡の前のジャンパーにことごとく取られているのになかなか修正できなかった。バックスは両校とも決定力のある選手がいて、ほぼ互角なのだが、ナンバー8が東福岡の方が上だった。主将でナンバー8の山下は素晴らしいパフォーマンスだった。でも最後は執念かな。よく伏見の猛攻を10分以上も凌いだよ。決勝に相応しい力のこもった試合だった。


東福岡vs伏見工業(12-7)