日本代表対トンガ代表(パシフィック・ファイブ・ネーションズ)

 太平洋地域5カ国の総当たりで争われるラグビーパシフィック・ファイブ・ネーションズは4日、北九州市本城陸上競技場で行われ、初戦となった日本はトンガに16―57で大敗し、黒星スタートとなった。日本は勝ち点0、トンガは同5。
 日本は前半、SO大西(ヤマハ発動機)の2PGなどで13―15と食い下がったが、後半に入ると6トライを許すなど、トンガの一方的なペースとなった。
 日本は11日にイタリアとテストマッチを行った後、17日にサモアニュージーランド)、24日にニュージーランド選抜のオールブラックス・ジュニア(ニュージーランド)、7月1日にフィジー(長居)と対戦する。

試合は観ていないのだが、朝日新聞の記事の書き出しがいきなり「日本は弱い」だもんなあ。試合内容は推して知るべしといった感じだな。その後色々な情報を仕入れると、いかにひどかったかが見えてきた。こんな記事もある。

後半、フィールド上で動いていたのはトンガ選手だけのように映った。対照的に、日本選手は集中力が切れたのか、鈍かった。信じられないようなノックオンの連発、ミスキック…。目を覆うほどの惨めな姿に、日本を率いるフランス人のエリサルド・ヘッドコーチは「チームの本当の力が白日の下にさらされた」とためらいなく言った。

負けるのは仕方がない。また、今の時期に負けたからといってとやかく言うつもりはない。ただ、全力を尽くさずに、やる気のないプレーをして負けたということであれば話は違う。それはファンに対しても日本代表自身に対しても許されない。ラグビーの日本代表は今までテストマッチが少なすぎた。それが、パシフィック・ファイブ・ネーションズのおかげで、前代未聞の5週連続テストマッチである。代表強化のためにはこんなチャンスはめったにない。選手たちは確かにキツイだろう。しかし、練習試合ではなくてテストマッチでなければ得られない経験値というものは非常に多いはずだ。それを今回のシリーズで是非体得してもらいたい。それにはもちろん全力でプレーするということが最低条件だ。全力でプレーしての全敗なのであれば、それはそれで構わないと私は思う。それを秋以降に繋げてさえくれればいいのだ。