チャレンジ・キッズ 未来に架ける子どもたち ★★★☆☆

小飼弾氏のブログのエントリを読んで観る気になった。それまでは、この映画の存在自体は知っていたが、観ようとまでは思っていなかった。1999年の「全米スペル暗記大会」に臨む子供たちを追ったドキュメンタリーである。「全米スペル暗記大会」(National Spelling Bee)には16歳以下の子供たちが900万人も挑戦し、ワシントンで行われる全国大会に出場できるのはわずかに249人。大会は二日にわたって行われ、二日目の午後からはテレビで生中継もされる。
監督は本作が初の長編映画であり、初のドキュメンタリー映画となったジェフリー・ブリッツ。淡々とした演出の中にも出場者である子供たちおよびその家族に向ける視線には暖かいものがあった。「National Spelling Bee」がどういうものなのか細かいところまでは知らなかったので、なかなか興味深かった。日本ならさしずめ「全日本漢字検定」とかになるのかな。ただ、その場合、漢字の「撥ね」とかをチェックするのが面倒そうだな。それから、これは小飼弾氏も言及していたけど、「チャレンジ・キッズ」という邦題はちょっとひどいね。

チャレンジ・キッズ
チャレンジ・キッズドキュメンタリー映画 ジェフリー・ブリッツ

ハピネット・ピクチャーズ 2006-04-28
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