いったい「レンダリング」とはなんのことだ。デジタルな世界の奇妙な出来事24編を収録。『MACPOWER』連載「ノート~コンピュータとMacにまつわる思考の遍歴」を単行本化。
宮沢章夫のエッセイのファンでなおかつMacユーザーでもある私にとって、宮沢章夫のMacについてのエッセイが面白くないわけがない。気に入ったところをちょっと引いてみよう。
知人の一人に、「限定」という言葉に弱いと話していた者がいる。
かつてならたとえば、カシオの腕時計「G-SHOCK限定モデル」など、発表されたらもうたまらないとすぐに買いに走った。そこに「限定」の恐ろしさがある。人は「限定」の前では無力である。
(中略)
いま、「Macintoshの世界」で、人を魅惑するのは間違いなく次の言葉だ。
「即納」
ゆるくてバカバカしいエッセイのオンパレードである。私はこういうのが好きだからいいのだが、人によっては全然面白くないんだろうな。Amazonに評を載せている人は激怒してるもんなあ。
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