最近、ワイン熱に加えて、シングルモルト熱も再燃している。シングルモルト、もっと細かく言えば、アイラモルトである。きっかけは村上春樹の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』を読んだことだ。Yukaが生まれる前は、よくバーでボウモアやラフロイグを飲んでいたものだ。Yukaが生まれてからは、外で飲む機会はとんと減り、家でもアイラモルトを飲むことはなかった。しかし、Yukaがある程度大きくなり、雑誌等のシングルモルト特集(これがまたよくやってるんだよな)を見るにつけ、飲みたくなってしまい、少し前にボウモアを買ってちびちび飲んでいたのだ。
基本的にストレートで飲むのだが、それ用のグラスがない。ロックグラスはあるのだが、ストレートで飲むには少し大きすぎる。そこで購入したのが今回のバカラのタリランドというグラスなのだ。実は高島屋のバカラショップでカタログをもらってきており、それを見ながらずっとどれがいいか考えていたのだ。形としてはタリランドかマッセナがいいなと思っていたが、マッセナは本当のショットグラス(容量60cc)しかない。その点、タリランドはショットグラス(容量70cc)の上に「Tumbler no.7」という容量90ccのものがあり、これが私の求めているサイズに近い。結構な値段がするのだが、ため込んでおいた商品券でまかなえた。
大胆なカットが非常に美しいだけではなく、持ちやすさという機能面も備えている。そして、持ったときの重みが高級感を醸し出している。「何に入れて飲んだって味は一緒じゃん」と言う人もいるかも知れない。しかし、私に言わせればそれはお酒をひいては人生を愉しめない人の発言である。
もし僕らのことばがウィスキーであったなら | |
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