ビストロタッキー

というわけでビストロタッキーに行ってきました。まず驚いたのはスタッフが若かったこと。老夫婦がやっているようなイメージだったのだが、完全に予想を覆された。ちょっと魔裟斗似のシェフと女性一人がキッチンにいて(オープンキッチンになっている)、もう一人の濱田マリ風の女性が注文を取ったりしている。席は全部で20席くらいの狭い店なので、まあ3人いれば十分だろう。白壁にプロジェクターでCSの洋画を映していた(但し、音はなし)。

知り合いがメニューは少ないと言っていたが、そんなことはなくて結構品数はあった。但し、最初なので、おまかせコース(2,800円)を頼んでみた。構成は、前菜盛り合わせ→パスタ(ハーフ)→魚料理 or 肉料理→デザート+コーヒー or 紅茶となる。妻が魚で私が肉を選んだ。それと3,100円のイタリアの赤ワインを一本、Yukaにはオレンジジュースを注文。

前菜は、茄子、しめじ、ササミをそれぞれの方法で調理したもの、そしてシーザーサラダが1つの皿にちょこちょこっと載ったもの。この前菜盛り合わせはどれも美味しかった。次はバジルとトマトソースのパスタ。パスタはさすがに会社の近くの「オ・プレチェネッラ」の方が美味しい。メインは、私が子羊のグリルで、妻がカサゴポワレバルサミコソース。肉自体の味付けはシンプル。人によっては物足りないかもしれない。但し、付け合わせの野菜が、茄子やらネギやらその他もろもろと細かいものがたくさん配されていてなかなか良かった。妻のカサゴもちょっともらったが、これも美味しかった。パンはバケットを温めたもの。早々に食べてしまうとおかわりをくれた。デザートは、妻が黒ごまのプディング(ほうじ茶アイス付き)、私がアイスクリームの盛り合わせ。盛り合わせと言っても、ゆずシャーベットと白ごまアイスの2種類だったが。デザートも出来合い感は少なく、なかなか美味しかった。特に白ごまのアイスはうまかった。

ワインは味がたいしたことなく、3,100円を出す価値がなかった。あれならヨーカドーで買って家で飲んだ方がいい。6千円以上する高いワインもほんのちょっとメニューに載っていたので、そっちを頼めば美味しかったんだろう。但し、この店でワインに6千円出す気にはなれない。よって、ワインを頼まないでビールとか飲んでた方がいいんだろうな。

料理は及第点。あの立地であの狭さで作っていることを考えれば水準以上だろう。おまかせコースを2人で頼んで、魚と肉をシェアするとかなりお得感がある。パスタは美味しい店を知っているので、今度行くときは、パスタを外して、アラカルトで「前菜+メイン+デザート」という構成で頼んで、ビールもしくはグラスワインあるいはバーボンのソーダ割りを飲むようにすると良さそうだな。

蕎麦屋閉店時間が早いけど、ここは22時までやっているので、こんど遅くなったとき一人で行ってみようかな。