週刊ビーケーワンというメルマガで『東京奇譚集』が取り上げられており、たまたま書評を早めに投稿したので紹介された。ちょっと長いが引用する。
この作品集には早くも三人の読者の方からすばらしい書評が寄せられております。それぞれの方の読みどころをご紹介させていただきます。
“諏訪旭”さんは「村上作品を思い出してみると、はたして奇譚でない物語があったであろうか?」と問うた上で、浮遊するような謎の「小さな手ごたえ」の中に「文学の持つ無限の力」を繊細に感じ取られています。
「就眠前に一篇だけのつもりで読み始めたら止まらなくなり、二時間ほどかけて最後まで読み耽った」という“オリオン”さんは、「奇譚的出来事との遭遇がもたらす知覚(平衡感覚)と記憶(時間)の変容」という見事な構造分析をされています。
“katu”は、「非常にスタイリッシュでありながら、心の深いところを打つものがある」として、「世界でも一流のストーリーテラー」たる作者の腕の冴えを絶賛されています。
なんで俺だけ呼び捨てやねん!