加藤啓アワー『オレ、産まれたぞ!』@駅前劇場

作:ブルー&スカイ・蓮見翔(ダウ90000)・マンボウやしろ徳尾浩司・加藤啓
演出:加藤啓

出演
フラワー軍団:花澤桃花・小林けんいち・竹井亮介明星真由美福井晶一
センター軍団:中西悠綺市川しんぺー・辻本耕志・野口かおる中村まこと

加藤啓が企画・演出をするプロジェクト「加藤啓アワー」がついに始動!
第一弾となる公演は『すぽぽぽぽーん! 爆誕!とびっきりの奇天烈コント5連発!!』をキャッチコピーに新たなプロジェクトの幕開けにふさわしい5本のコント劇をお届けします。

私が観たのはフラワー軍団。演目は下記。

① ブルー&スカイ「記憶喪失」
② 徳尾浩司「家族」
③ マンボウやしろ「昨日、まだ今日が明日だった時」
④ 蓮見翔(ダウ90000)「遠足」
⑤ 加藤啓「オレ、産まれたぞ!」

期待値を上げすぎたせいか、個人的にはもう一つだった。良かったのは3本目と4本目。3本目は設定が秀逸。その発想はなかったわ。演じた小林けんいちも良かったね。4本目は高校生の娘の喋り方が自分の娘と酷似していて驚いた。さすが蓮見翔。若い子のセリフがリアルだった。オチも決まってたね。

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ゴネッラ ヴィーノ ロッソ ドゥエコルヴィ 2016

ピエモンテ州の赤ワインで、純粋なネッビオーロのブドウをステンレスタンクで10ヶ月間熟成させて造られています。熟した赤い果実、ドライフラワー、チョコレート、フレッシュミントの豊かで変化に富んだブーケを持つ、深みのある包み込むような感覚的なプロファイルを持っています。

夕飯は、ナスのミートソースグラタン、豚キムチ餃子、ツナとにんじんのマスタードマリネ。前2つはインスタで知ったレシピ。最近、インスタレシピを利用することが多い。
ワインはワイン見聞録で購入したこちら。色は薄め。程よい酸味で飲みやすかった。

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遠慮深いうたた寝(小川洋子)★★★☆☆ 3/29読了

日々の出来事、思い出、創作、手芸、ミュージカル……
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く。
2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。

いろいろな媒体に発表したエッセイの寄せ集めなので、題材も長さもまちまち。人生にはいつも川があったという「川と私」が好きだったな。

バローネ リカーゾリ アルビア ロゼ 2019

トスカーナの名門リカーゾリがサンジョヴェーゼとメルローで造るエレガントなロゼワイン。薔薇やスミレの印象を持った強い花のアロマとストロベリーやラズベリーを思わせるフルーティーな香りです。果実のフレッシュさと甘さのハーモニーが口に広がり、長く余韻を残します。

夕飯は例によってグラタン。ワインはトスカニーで購入したロゼセットのうちの1本。ほどよくタンニンもあって美味しかった。ただ、テレワークということもあって、まだ全然桜を見てないんだよな。早くどこかで桜見たいな。

砂に埋もれる犬(桐野夏生)★★★☆☆ 3/21読了

小学校にも通わせてもらえず、日々の食事もままならない生活を送る優真。
母親の亜紀は刹那的な欲望しか満たそうとせず、同棲相手の男に媚びるばかりだ。
そんな最悪な環境のなか、優真が虐待を受けているのではないかと手を差し伸べるコンビニ店主が現れる――。

ネグレクトによって家族からの愛を受けぬまま思春期を迎えた少年の魂は、どこへ向かうのか。
その乾いた心の在りようを物語に昇華させた傑作長編小説。

読んでも楽しい気持ちになれるはずがないと分かっているのに読んでしまうのは何なんだろう。それは作者が桐野夏生だからだろうな。予想通り、リアルに辛い話だった。でも、こういうことが実際に行われていて、こういう少年がいるのも事実なのだ。ラストにも救いがなく、ずっと辛い話なのだが、それでも読ませるのは作者の筆力なのだろう。次の新作ももう出ているし、70歳を超えてこの刊行ペースは凄いの一言。

ボルゴ サヴァイアン オレンジワイン アランサット NV

ボルゴ・サヴァイアンは、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの白ワインの銘醸地コッリオに居を置く家族経営のワイナリー。この土地が持つ特徴を最大限引き出す為の努力を惜しまず、真摯に造られたワインは、40日間の長いスキンコンタクトによる独自のスタイルで、余韻の長さ、味わい深さ、そして複雑さが現れています。美しく輝く僅かにオレンジがかった金色。コンポートしたアプリコットや黄桃、柑橘の果皮、ドライポプリ、カルダモン、ローストしたヘーゼルナッツ、蜜蝋など複雑で濃縮感のある香り。口当たりは柔らかく芳醇。ミネラル感豊かで滑らかな果実味に、フレッシュで丸みのある酸味とタンニンが広がります。辛みを伴った白系スパイスの余韻が特徴的な辛口白ワインです。

夕飯はジャガイモとタラの蒸煮。ジャガイモが柔らかくなるまでに随分時間が掛かってしまったので、ジャガイモだけ最初にレンジで温めればよかった。次回への反省だな。
ワインはトスカニーで購入のこちら。それほどクセがなくて飲みやすいので、オレンジワイン初心者には向いていると思う。

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サンタ ディエチ 2014

培養酵母は一切使用せず葡萄畑に住む自然酵母のみの発酵を実践。フィルターもかけない。ボトリング時の電動ポンプまで不使用。栽培からボトリングまで全工程を人の手によってのみ行われる。サンジョヴェーゼの力強さが中心。
サンジョヴェーゼ90%、カベルネフラン5%、プティヴェルド5%

夕飯は、フジッリアマトリチャーナ。今回は豆入り。この料理も、簡単で美味しくて、一度に大量に作れるので気に入っている。
イタリアワインを飲みたい気分だったので、ワイン見聞録で購入のこちら。このエチケットを見たことはあったけど、飲むのは多分初めて。サンジョベーゼらしさ満載で美味しかった。

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