トータス・クリーク・カベルネ・ソーヴィニヨン 2016

やっと、本当にやっと、3年越しで見つけました。常時1,980円でご案内できる本格感・贅沢感のある素晴らしいカリフォルニア・ワインを見つけたい、と探し続けて遂に出会った1本。南仏ラングドックを拠点としていたワイナリーがカリフォルニアにそのステージを移し、ワイン造りのゼロ地点から再スタート。『Tortoise Creek トータス・クリーク(亀のいる小川)』、Firadis WINE CLUB30独占販売にて取り扱い中です!
カベルネ・ソーヴィニヨン94%、マルベック種4%、プティ・ヴェルド種2%

Firadisにて購入。久しぶりの鉄板焼ということで、このワインを開けた。基本的にカベルネを買うことはないのだが、セットの1本なので例外。タンニンはあるが、そこまで濃くはなかった。でも肉と一緒じゃないと無理だな。まあ、まずまず美味しかったけどね。

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ポール ビュール・ブリュットNV

柑橘や白い花、リンゴなど、爽やかさのある香りに蜜などニュアンスが程よくコクのある印象でグラスの中に広がります。
クリーミーな泡立ちで、ふわふわと柔らかい喉越し。
ジューシーな果実味が広がり、穏やかな酸味が心地よく続きます。
余韻にほろ苦い印象もあり、メリハリのある味わいが楽しめます!
ブドウ品種 アイレン/ユニ・ブラン

タカムラにて購入。ワインセットの1本だが、やはり価格なりか。全体的に薄っぺらいね。

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某(川上弘美)★★★☆☆ 10/30読了

ある日突然この世に現れた某(ぼう)。
人間そっくりの形をしており、男女どちらにでも擬態できる。
お金もなく身分証明もないため、生きていくすべがなく途方にくれるが、病院に入院し治療の一環として人間になりすまし生活することを決める。
絵を描くのが好きな高校一年生の女の子、性欲旺盛な男子高校生、生真面目な教職員と次々と姿を変えていき、「人間」として生きることに少し自信がついた某は、病院を脱走、自立して生きることにする。
大切な人を喪い、愛を知り、そして出会った仲間たち――。
ヘンテコな生き物「某」を通して見えてくるのは、滑稽な人間たちの哀しみと愛おしさ。
人生に幸せを運ぶ破格の長編小説。

『森へ行きましょう』では、いたかもしれないもう1人の自分が描かれていたが、本作ではもう1人どころではなくて、何人にも生まれ変わる。発想が奇抜で、途中まで面白かったんだけど、段々微妙になってきて、最後はもう一つだったかなあ。

誰そ彼の殺人(小松亜由美)★★★☆☆ 10/26読了

仙台の国立大学・杜乃宮大学医学部法医学教室。解剖技官・梨木楓は、上司である若き准教授・今宮貴継とともに日夜、警察から運び込まれる身元や死因が不明の死体を解剖している。彼らが遭遇するのは、温泉旅館で不審死した編集者(「恙なき遺体」)、顔面を破壊され手足が切断された沼の中の死体(「誰そ彼の殺人」)、限界集落の小さな池に遺棄された老人(「蓮池浄土」)、降りしきる雨の中、轢き逃げで道端に放置された女子高校生(「安楽椅子探偵、今宮貴継」)など、どれも悲惨な人間の最期の姿だ。事故か殺人か―。今宮と梨木は、遺体の外傷を観察、内臓の全摘出後、病理検査にかけ、細胞の一つ一つまで検分。犯人でさえ気づいていない証拠にたどり着く…。

現在、某大学医学部法医学教室にて解剖技官を務めている著者が自身の経験を元にして書いたミステリー。デビュー作にしてはよく書けていると思うが、舌の肥えたミステリーファンにはちょっと物足りないんじゃないかな。

108 海馬五郎の復讐と冒険 ★★☆☆☆ TOHOシネマズ上大岡

2018年には自身が主宰する劇団「大人計画」が創立30周年を迎えた松尾スズキが監督・脚本に加えて主演も務め、妻の不貞に対して108人の女性を抱くという手段で復讐に出る男の姿を、R18+指定で描いたオリジナル作品。名脚本家として成功を収めている海馬五郎は、妻で元女優の綾子がダンサーの男と浮気をしていることをSNSの投稿から知ってしまう。ショックから綾子との離婚を考えるが、離婚時の財産分与により資産の半分を支払わなければならないことを知り、怒りに燃える海馬は、妻の不貞に支払わなくてはならない資産1000万円を、自らの不貞で使い切ることで綾子に復讐することを決意。彼女がSNSに投稿した写真についた108もの「いいね!」によってさらに怒りの炎が増した海馬は、「いいね!」の数だけ女を買いまくる復讐劇をはじめる。主人公の海馬役を松尾が演じ、自身の監督・脚本作品で初めて主演も務める。妻・綾子役を中山美穂が演じるほか、岩井秀人秋山菜津子、坂井真紀らが顔をそろえる。

監督:松尾スズキ
脚本:松尾スズキ
出演: 松尾スズキ中山美穂大東駿介、土居志央梨、栗原類、LiLiCo、乾直樹、宍戸美和公、堀田真由、村杉蝉之介、オクイシュージ、岩井秀人酒井若菜、坂井真紀、秋山菜津子

とてもくだらなくて面白かったけど、全体的にはもう一つかな。岩井秀人と坂井真紀は良かったけどね。

アラン・ユドロ・ノエラ・ブルゴーニュ・ルージュ 2016

かつての名門ドメーヌ「シャルル・ノエラ」の孫娘を妻に 持ち、リシュブールやロマネ・サン・ヴィヴァンを始めと するグラン・クリュなど、ドメーヌを設立する際、柱となるアペラシオンを妻が持参したドメーヌ、アラン・ユドロ・ ノエラ。

キタザワにて購入。夕飯はミュンヘンのハムとソーセージにしようと思ったら、鴨のローストなんて売っていたので、ソーセージの代わりに鴨にした。となれば、ワインはブルゴーニュである。
コルクが長くて、質がいい。そういうコルクの場合は、大体ワインも美味しい。さすが、アラン・ユドロ・ノエラ。これは美味しかったね。

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ジョセフ マサックス・マシア サラット オーガニック カヴァ ブリュットNV

泡立ちが細かく、フレッシュかつエレガントな柑橘の香りや味わいが滑らかに喉を通っていくと、歩き疲れた気分も吹き飛ぶほどの美味しさ♪
国際品種に迎合せず、カヴァの主要品種である、《チャレロ》《マカベオ》《パレリャーダ》に拘り、高品質カヴァを生み出す事で定評のある、ジョセフ・マサックス。
特にこのカヴァは、オーガニックのブドウを使い、丁寧に造っている質の高さが明らかに感じられます。

タカムラワインハウスにて購入。ちょっと味が薄い感じで、焦点もぼやけ気味。今ひとつでしたね。

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