康二と麻衣は長い期間の不妊に悩んでいる。やがて治療を経て子供を授かるが、出生前診断によって、生まれてくる子供が障がいを持っている可能性を示される。
康二は過去のとある経験から出産に反対するが、その事を知らない麻衣はその反対を押し切り出産を決意し…。
客入れ時の音楽もないし、芝居中も音楽はない。重い題材だとは知っていたが、そのとおりヘビーな内容だった。全編にわたって、笑えるシーンはほとんどない(上田遥が出てくるシーンだけ、ちょっと笑えるけど)。役者陣の演技が素晴らしいので、2時間集中して観ることができた。藤谷理子はいつもは明るくて可愛い役が多いので、今回の役はかなりのチャレンジだったんじゃないかな。でも、不穏さを持った保育士を好演していた。ズシリと重いものが胸に残ったけど、とてもいい芝居でした。