いつの空にも星が出ていた(佐藤多佳子)★★★☆☆ 2/8読了

物静かな高校の先生、予備校に通う女子高生、家業の電気店を継いだ若者、少年野球のピッチャー、洋食店のシェフ―一見つながりのない人たちを結んでいる、強くてまっすぐな気持ち!なにかを心から「好き」でいる、すべての人へ贈る爽快な感動!!

4編のうち最初の1編だけ、掌編というべき短さだが、残りの3編はかなりのボリュームの中編となっている。そして、どの作品も横浜ベイスターズ愛に満ちあふれている。私は横浜に住んでいるのだが阪神ファンなので、そこまでのめり込めなかったが、優勝した年のことはもちろんよく覚えている。友人に大のベイスターズファンがいるので、彼が読めば相当共感できると思う。