空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに出会う。彼は酔った勢いで、妻のミランダの浮気を知ったことを話し「妻を殺したい」と言ってしまう。リリーはミランダは殺されて当然だと断言し、協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。男女4人のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の策略と攻防を描く傑作ミステリ!
妻の浮気を知り、妻を殺したいと思っていたテッドは、空港のバーで偶然知り合ったリリーにそのことを話してしまう。すると、リリーはその殺人を手伝うと申し出る・・。
先が気になる展開で、読み進めていると、中ほどでサプライズがやってくる。「これはなかなかやるな」と思いながら先へ進むと、それ以降は想定内の展開。ラストに一応サプライズはあるが、それほど大きなものではない。面白かったんだけど、ちょっと惜しい感じ。もうちょっとキレのあるどんでん返しがあると良かったんだけどな。
そしてミランダを殺す (創元推理文庫) | |
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