劇団から松井周の一人ユニットへと「変態」したサンプル、再始動
現代の「家族」「死」のあり方を問う現代版“楢山節考”
現代〜近未来版楢山節考。
生演奏により、語られていく物語。
閉ざされた地域に暮らす一つの家族。貧困家庭の六十五歳を過ぎた人間は、肉体を捨てることを強く望まれる社会。
元ポップスターの父と、介護と子育てに疲労する娘と孫が直面する現実とは?
別の集落からやってくる孫の嫁、隣人、謎の男が加わることで、家族の形が少しずつ変化していく。
彼らはどのように生きていくのか?
【作・演出】
松井周
【出演】
戸川純 野津あおい 稲継美保 板橋駿谷 椎橋綾那 松井周
公演期間:2018年05月05日(土)〜2018年05月15日(火)
会場:KAAT 中スタジオ
KAATの中スタジオで芝居を観るのは初めて。狭いので舞台までの距離が近い。
今から50年後くらいの近未来版楢山節考。面白いとか面白くないとかの感想はまとめにくい。ただ、俳優陣は少数精鋭という感じで、それぞれの持ち味を発揮していたね。中でも、戸川純の存在感はすごかった。あらすじうんぬんよりも戸川純を観る舞台ということでいいのかもしれない。
アフタートークはチラシイラストを担当した寺本愛と松井周。この独特のイラストは他にないので、「チーム夜営」のイラストの人だなとすぐに分かった。アフタートークは可もなし不可もなし。帰ろうとしたら、同じ列に片桐はいりがいて、ちょっとびっくりした。