ブルゴーニュワインの掘り出し物を見つける度に書いているのですが、今この地域は価格が毎年うなぎ上り。税込3000円以下で納得できるクオリティのモノに出会うことは稀になってきました。だからこそ着目すべきは「隠れ産地」。フィラディスは常に、まだあまり注目されていない産地の中で卓越したワインを造っている生産者探しに情熱を注いでいます。
そして今回発見したのが、ブルゴーニュ地方の黄金の丘、そのいちばん南に位置する「サントネ村」。あのシャサーニュ・モンラッシェ村の丘から地続きの恵まれた畑を所有する小規模生産者『フィリップ・ジャノ』!1995年にこじんまりと始めた小さなドメーヌですが、ピノ・ノワールにみんなが望むものが誠実に表現されたワインを、こちらもとても誠実な価格で提供してくれました。
南東向きの日差しに恵まれた畑から収穫される完熟したブドウ。瑞々しい苺やラズベリー、さくらんぼなど甘酸っぱい果実のアロマをしっかりと蓄え、華やかで素直、じつにクラシックなピノ・ノワールの醍醐味が楽しめるワインとなりました。このブルゴーニュが今この時代に税込2500円を切れるのは、本当に貴重なことだと思います。渋い赤ワインは苦手、だけどしっかりとした味わいのフランスワインを、と言う方には是非飲んで戴きたい1本です。
Firadis WINE CLUB30の人気ワイン5本セットのうちの1本。ブルゴーニュの割にはタンニンがしっかりあった。オーソドックスな感じで美味しかったね。妻が体調が良くなくてあまり飲まなかったので、自分が沢山飲んでしまい、いつもより酔っ払ってしまった。