アルド・コンテルノ・ランゲ・ロッソ 2010

フレイザは珍しい黒ブドウで、ピエモンテ土着品種と考えられています。
コンテルノはこの品種がネッビオーロの従兄弟と考えており、似た様なスタイルをもっています。
彼はこの品種でブッシアネラというスパークリング・ワインを造っていましたが、フレイザのブドウの樹齢は30−35年と古く、質の高い複雑なワインをうみ出すことから、このランゲ・ロッソの主要品種となりました。

2年物の樽で1年熟成されており、若いうちから複雑な特徴も楽しめます。
やや淡いガーネット色。濃厚な土、苔、トリュフのアロマに快活なチェリーと紅茶の葉が加わります。
味わいは若々しく、たくさんのベリーの果実が溢れ良い骨格の滑らかな酸とバランスがとれています。
タンニンは官能的に滑らかで、素晴しい質感をもっています。
ミディアムからフルボディで、長く複雑でミネラル溢れるフィニッシュに続きます。

金沢マル源にて購入。バレンタインデーの夕飯はすき焼き。合わせたワインはこちら。ブルゴーニュとは違った魅力にあふれたワインで美味しかったなあ。すき焼きそのものにも合ったけど、締めのうどんの甘辛い味によく合った。