越谷北高校将棋部 第20回OB会

OB会20周年ということで、超久し振りに参加することにした。しかも、今回は森下卓九段、井道千尋女流初段、渡辺弥生女流初段の3名のプロ棋士を招くという豪華版である。通常は参加者をチーム分けしてリーグ戦をするようだが、今回は指導対局がメインとなる。それぞれ5面指しで、くじに当たった人が指導対局を受ける。私はくじに外れたので、あちこち見て回っていたのだが、現将棋部顧問の先生に現役生と指してやってくれと頼まれて対局することに。相手は3年生のS浦君。人間相手に将棋を指すのは何年振りだろうか。相手の石田流の攻め筋をもろに食らって不利になったが、徐々に差を詰めて、一発勝負の攻めを敢行。冷静に受けられれば切れてしまう攻めだったのだが、間違えてくれたので詰んでしまった。久し振りに人間と指したけど、やっぱり勝つと嬉しいね。
弁当を食べて午後の部へ。今度はそれぞれ6面指しである。午前に指した人を除いてくじ引きだが、そこでも私は外れてしまい(外れた人は4人)、早く終わった人の次に入ることになった。
というわけで、渡辺弥生初段との対局。相当弱くなっているはずなので手合いは2枚落ちにしてもらった。慎重に攻めて、さあこれからという辺りで女流の2人は帰る時間になってしまい、指し掛けで終わりになってしまった。ただ、あのまま指し続けていれば恐らく勝っただろうな。さすがに2枚落ちならば勝てそうな感じだった。
指導対局の後は、OB同士の対局を森下九段に大盤解説して頂くという贅沢な趣向だ。これはホントに贅沢な体験だった。こんなことまずないからね。森下九段の礼儀正しさは棋界でも有名だが、本当に礼儀正しくていい人だった。
個人的には指導対局が尻切れトンボになってしまって残念だったが、久し振りに参加して楽しかった。来年も出てもいいかもな。



森下卓九段                            渡辺弥生女流初段



井道千尋女流初段