愛は苦手(山本幸久)★★★☆☆ 3/13読了

“アラフォー”って自分では笑って言えるけど、他人にそう呼ばれると、なぜか嫌。20代はみんな私に優しくて、30代も大丈夫と思ってて。でも、気がついたら前に進めないよ…。愛についてふと考える彼女たち―連作短篇集。

妻が図書館で借りてきたのを借りて読んだ。しっかし山本幸久はおんなじような話をようさん書いてるね。でもそれがみなそこそこ面白いんだよな。
この短編週の中では、「買い替え妻」「町子さんの庭」「たこ焼き、焼けた?」の3編が良かったかな。中でもベストは「たこ焼き、焼けた?」。
以下、印象に残ったフレーズを抜いておこう。

ひとにいらついたり、腹を立てたり、怒ったりしているばかりじゃ駄目だぜ、深町可憐。


四十を過ぎた人間は「ヤバい」を本来の意味でしかつかえない。


自分が一生懸命、働くことが世界の平和に直結する。

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