グランクリュ(ランチ)

今回は、ある試みを秘めて来店した。ランチのサラダをいくらかプラスで砂肝入りにアップグレードできないかどうかを訊いてみたのだ。接客の女性がその旨をシェフに尋ねると、「それだとアラカルトになる」との答え。アラカルトの「地鶏のせせり肉と砂肝のサラダ仕立て」は1,000円。「本日の肉料理」は1,800円。ランチならサラダorスープ、メイン、デザート、ドリンクで1,800円だが、アラカルトでサラダにせせり肉と砂肝をプラスしただけで2,800円になってしまい、デザートとドリンクも付かない。「砂肝だけでもいいんだけど」と食い下がったが、にべもなかった。まあ、ダメモトでのチャレンジだったんで仕方ないけど。
サラダは相変わらずボリュームたっぷり。それは嬉しいんだけど、レタス系にトマトとキュウリしか入ってないから途中でちょっと飽きるんだよね。そこで砂肝とかを入れて欲しかったんだけど、ランチにプラス料金では虫が良過ぎるということなんでしょうね。
白ワインはクリスチァン・ビネールのゲヴェルツトラミネール。白い花系の香りにちょっとねっとりとした味わいで美味しかった。
メインは毎度の鶏肉のコンフィ。付け合わせの野菜が微妙に減ってたね。赤はベルナール・デュラグランジュのオークセイ・デュレス1990年を推されたが、これは飲んだことがあるので却下(しかもこのワインはあまり感心しなかった記憶がある)。後はハウスワインボルドーしかないのでボルドーを選択。シャトー・グリオ・ラローズのセカンドのサンジェ・ド・グリオ・ラローズ。美味しいことは美味しかったけど、あんまり特徴がないんだよな。
デザートもいつもと同じ。正直、もうランチでここに来ることはないだろうな。メニューが全然変わらないんだもん。グラスワインの値段も高いね。グラス2杯でボトルが買えちゃうんじゃないかな。
ただ、初めて行く人にはこの店はオススメだ。1,800円であのランチなら悪くないでしょう。でも、サラダとスープ、肉と魚を食べちゃったら、もう別の店に行ったほうがいいだろうね。