パシフィックネーションズカップ 日本代表 vs トンガ代表 ユアテックスタジアム テレビ観戦

前半はPG合戦をジャパンが12-6とリードした。
後半3分にもPGを一本追加し、試合が動いたのは後半6分。ハイパントからチャンスを作り、FL菊谷が左ライン際に絶妙のゴロパント。これに追いついたウェブが身体を反転させながらボールを内へ活かす。このパスを受けたニコラスが縦に突進。ゴール直前でタックルを受けたが、菊谷にパスをつなげて菊谷がトライ。このトライはいいトライだったねえ。菊谷のゴロパントが好判断だったし、それを出さずに活かしたウェブの身のこなしも素晴らしかった。ゴールは外れたが20-6とリードした。
直後の10分にトライ&ゴールを返されて20-13。まだまだ予断は許されなかったが、15分に小野澤、19分にはウェブがトライをあげて突き放し、39分にはロビンスがだめ押しのトライを決めた。最終スコアは35-13。
良かったところと悪かったところがはっきりした試合だった。まず良かったのはトンガの荒々しいタックルに負けなかったこと。正直に突っ込んできたり、ハンドリングミスがあったりしたが、トンガのあの突進に怯まなかったのは素晴らしい。今村の代わりに先発した平のビッグタックルも印象深い。それから、小野澤と菊谷の出来が非常に良かった。特に菊谷はいい活躍だった。リードを保持するためのゲームマネジメント、つまりアレジの陣地を取るためのキックも冴えていたね。
悪かったのはラインアウトプレースキックだ。ラインアウトはジャパンのタイミングで投げられれば取れるのだが、素早く入れられない時にはことごとく競り負けていた。解説も言っていたが、素早く入れられない時はもっとムーブを多用するなど工夫しないとダメだよな。それからプレースキック。アレジはかなり外してたね。いい加減ニコラスに蹴らせろよと思っていたら、最後にニコラスが登場。そのニコラスも外していた。勝ったからいいようなものの、強豪相手に競り勝つにはよほど難しい位置以外のプレースキックは全部決めないとダメだ。まあ、勝って反省できるのはいいことだけどね。
後半主審が選手に絡まれて足を挫いて交代した。こういうのは初めて見た。足を引きずりながら戻ってくる主審に関係者らしき女性が近寄っていったので、足の具合を見るのかと思ったら、主審からマイクを外して、代わりに主審を務める人に付け替えていたw。


日本代表 vs トンガ代表(35-13)