[深夜劇場へようこそ] ゲスト:岡田利規

[インタビュー] ゲスト:岡田利規  聞き手:林あまり鈴木裕美
[舞台中継] チェルフィッチュ公演 「三月の5日間」
(西麻布Super Deluxe・2006年)
作・演出:岡田利規
出演:山崎ルキノ、山縣太一、下西啓正、松村翔子、瀧川英次、東宮南北

この「三月の5日間」は、第49回岸田國士戯曲賞を受賞し、選評では審査員の絶賛を浴びました。受賞のニュースを聞いた時、正直「え、誰それ?」と思われた方も多かったのではと思いますが、今年行われた再演の舞台を収録したこの放送をご覧になれば、その絶賛も納得がいくのではないでしょうか。コンテンポラリーダンス風のオープニングから、他人の噂話をライブハウスで盗み聞きしているかのような不思議なドライブ感で、あっという間に作品世界に吸い込まれていきます。
舞台は、アメリカがイラクへの空爆を開始する前後、六本木〜渋谷近辺。
一軒のライブハウスに端を発した行きずりの恋の顛末を中心に、反戦デモ、自意識過剰な女の子の妄想…。そうしたものがとりとめもなく現れては消えていきます。
役者たち(?)は時にダラダラと、時に熱を帯びた調子で、自分たちの現在の姿をまくしたてます。刹那的と言えれば言える彼らの行動にはどこかやはり、戦争が影を落としているのでしょうか。
トークゲストは岡田利規さん。特異な作風を作り上げるにいたった軌跡や、そのユニークな演出法についてはもちろん、その核心にある、自分たちにとって「リアルな演劇」とは何かということについても語っています。
「横浜アートプラットフォーム 急な坂スタジオ」のレジデント・アーティストとなった岡田さんですが、それまでもSTスポットはじめ一貫して横浜をベースに活動してきました。インタビューでは、そのあたりの理由にも触れられています。

長々と引用してしまったが、いま『エンジョイ』を公演中ということもあってか実にタイムリーにチェルフィッチュが取り上げられた。実は危うく気がつかないところだったが、かろうじて気がついて録画しておいたものを先ほど観た。スーパーリアルなセリフと妙な身体の動きということは聞いていたが、予想以上だった。こんな芝居初めて観た。特に気に入ったのが「ミッフィーちゃん」を演じた松村翔子。この「ミッフィーちゃん」の自意識過剰ぶりとその身体の動きがとにかく笑えた。笑えたとともに可愛かった。松村翔子は明日観に行く『エンジョイ』にも出ているので楽しみだな。
岡田利規のインタビューも非常に興味深かった。横浜で旗揚げして、横浜中心に活動しているのに私はその存在に気付いていなかった。実にもったいないことをしていたものだ。相鉄本多劇場とか横浜STスポットという、会社から近いところでやっていたのに。ちなみに今は野毛山公園に近い「急な坂スタジオ」というところを拠点にしているらしい。来週の月曜日にはこんな催しもあるようだ。

■急な坂スタジオ マンスリーアートカフェ Vol.1 2006-12
世界のフェスティバルディレクターが斬る!
チェルフィッチュの世界的超感染力」
岡田利規チェルフィッチュ)×
クリストフ・スラフマイルダー(クンステン・フェスティバルディレクター)
日時:2006年12月18日(月)19時オープン
会場:横浜アートプラットフォーム 急な坂スタジオ ラウンジ

行けたら行ってみたいけど、妻の仕事次第なんだよな。