いっぱいの現実と、いっぱいの絵空事。何十、何百もの小説へと続く可能性を秘めた、虚実のあわいを走るルート350−。小説の地平を切り拓く、著者初の衝撃短編集。表題作の他、「カノン」「飲み物はいるかい」等7話を収録。
ユリイカでも特集を組まれている古川日出男を初めて読んだ。前半はなかなか面白かったんだけど、後半はイマイチだったかな。「飲み物はいるかい」はもろに村上春樹だったな。まあ、わかっててやってるんだろうけど。
正直言って、私はちょっと馴染めなかったな。
ルート350 | |
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