しゃばけ(畠中恵)★★★☆☆ 7/29読了

江戸の大店の若だんな一太郎は17歳。一粒種で両親から溺愛されているが身体が弱くすぐ寝込んでしまう。そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃してしまう。あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの・・。心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

話題になっているシリーズの第一作。ちょっと気になったので図書館で借りて読んでみた。一読、落語の「化物使い」を思い出すね。大店の若だんなが妖(あやかし)たちに守られて暮らしているとうい設定はユニークだ。連続殺人が起きて、それを解決するというミステリーにもなっているし、近所の菓子屋の息子で年も近い栄吉との交流など、人情噺的な側面もある。
面白いことは面白いけど、私は一冊読めば十分だな。

しゃばけ
しゃばけ畠中 恵

新潮社 2004-03
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おすすめ平均 star
star保護本能くすぐっちゃう〜
star妖や殺人事件なのになぜかほんわかでした
star記念すべき第1作

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