首位攻防の大事な一戦で、井川が再び背信の投球を繰り返した。 3点を先制した直後の3回。今岡の失策から無死満塁のピンチを招き、ウッズに痛恨のグランドスラムを浴びた。続く福留にも右越えソロを許す。いずれも、コースも球威も中途半端な直球だった。今季の井川は悪い流れを止められず、ビッグイニングを与える試合が多い。
中日戦に限れば4月28日も7点差を守れず、8月9日も6点差を逆転され、マウンドを降りた。責任を果たすことのできないエースに岡田監督は「いつも集中打を浴びるやろ。原因が分かってるんやから自分で直さんとどうしようもない」。慎重さを欠く投球に、いつになく厳しい口調で井川を責めた。
4回に連打で無死一、三塁とされたところで今季最短のKO。エース同士の勝負で先にマウンドを降りれば、その責任は明白だ。阪神は井川で大事な一戦を落とした。
負けました。今岡も矢野もどうも見てないときに打って、見てると打たないんだよなあ。井川も悪い癖が出ちゃったし。まあ、明日巻き返しましょう。