カーブドッチ ファンピー 2020

【ワイナリーからのコメント】
食用ぶどうの可能性を探求すること、そして楽しくてハッピーな味わいを目指しているのがファンピーです。東北地方のデラウェアをベースに少量のナイアガラとソーヴィニョンブランをブレンドして造りました。

2019ファンピー白が思ったよりナイアガラのニュアンスがおとなしかったので、2020はナイアガラの比率を少しだけ高くしてみました。ほんの数%で大きく香りが変化するのがナイアガラの良さでもあり怖いところでもあります。今後の瓶内熟成でどう変化するのかが楽しみです。もちろん今年のワインもストレスなくガブガブ飲める仕上がりです。しっかり冷やして屋外の気持ちよい広場やテラスでお飲みください。

【酒の勝鬨ワイン担当からのコメント】
【Fun & Happy Taste】をテーマに造られたカジュアルワイン。難しいことは考えず、グイグイ!楽しんで欲しいという想いが込められています。しっかりと冷やしてお召し上がりください。

夕飯は上大岡京急で買ったお惣菜。
ワインは酒の勝鬨で購入したこちら。カーブドッチのワインを飲むのは初めて。デラウェアがベースということで、ちょっとした甘みもあるが、酸味や苦味もある。なかなか美味しかったね。

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福鼓樓(ランチ)

上大岡での映画だったのでランチはこちらへ。FBで、限定の海鮮あんかけ炒飯セットを最近始めたのを知っていたので、残っていればいいなと思っていたところ、運良く残っていた。
大海老、モンゴウイカ、牡蠣、鮑、ムール貝、魚を、シラス、青のりの塩味スープで調えてある。これがなんとセットで1,500円。単品で1,500円でもお得だと思う内容なのに、サラダ、薬膳スープ、デザートまでついて1,500円というのはありえないくらいお得だ。採算が取れているのか心配になる。味ももちろん抜群に美味しかった。これは近くの人は絶対に行って、食べたほうがいいね。

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ドライブ・マイ・カー ★★★☆☆ TOHOシネマズ上大岡

村上春樹の短編小説を原作に描くヒューマンドラマ。妻を失い喪失感を抱えながら生きる主人公が、ある女性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す。『寝ても覚めても』などの濱口竜介が監督と脚本を手掛け、『きのう何食べた?』シリーズなどの西島秀俊が主人公、歌手で『21世紀の女の子』などで女優としても活動する三浦透子がヒロインを演じ、『運命じゃない人』などの霧島れいかや、『さんかく窓の外側は夜』などの岡田将生らが共演する。

監督:濱口竜介
原作:村上春樹
脚本:濱口竜介、大江崇允
出演:西島秀俊三浦透子霧島れいか岡田将生、パク・ユリム、ジン・デヨン、他

村上春樹原作の映画や舞台は観ないようにしているのだが今回は例外。映画の出来がかなり良さそうだと思ったのと、あまり原作を覚えていなかったということもある。期待に違わぬ作品でした。3時間という長尺だが、飽きるということはなく、物語にどっぷり浸ることができた。さすがに姿勢は頻繁に変えたけど。日本人の主要人物4人ももちろん良かったけど、演劇祭のドラマトゥルクを演じたジン・デヨンという俳優がとても良かったね。
本作は、『ドライブ・マイ・カー』の他に、同作が収められている短編小説集『女のいない男たち』収録の『シェエラザード』『木野』も映画のモチーフとなっているとのことだったので、家に帰ってからこの3作を読み返した。小説を読み返してから映画のことを思い出すと、脚本が実によく出来ていることが分かる。カンヌで脚本賞をとっただけのことはあるね。
久しぶりの外出、久しぶりの映画館だったけど、観に行った甲斐はあったね。

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カミッロ・ドナーティ マルヴァジーア・ローザ 2018

現当主カミッロの祖父であるオルランドが、1930年に植えたブドウによる自家消費用から始まったワイン生産をカミッロが商業化。畑においては有機農法を実践。
ワイナリーでも伝統的な手法にこだわり、全てのブドウに対してマセレーションを行い、一切の温度管理を行わず、フィルタリングも木綿の袋を使い重力以外の圧力をかけずに行う。
ランブルスコを始めとするフリッザンテのワインは、かつてこの地方で行われていたワイン内のわずかな残糖分とブドウに付いていた野生酵母を利用して瓶内2次醗酵を行わせることで生産される。

夕飯はファルファーレのアマトリチャーナ。同じものを最初はペンネで、次はフジッリで作っている。ソースの絡みやすさから言えばフジッリが一番いいのかもしれないが、ファルファーレもなかなかよかった。
ワインはフルッタで買ったカミッロ・ドナーティ マルヴァジーア・ローザ。このワイン大好きなんだよな。今回も安定の美味しさだった。

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藝人春秋3 死ぬのは奴らだ(水道橋博士)★★★☆☆ 9/9読了

武井壮と寺門ジモンの芸能界最強の座を賭けた激闘、大阪の猛獣・やしきたかじんの思い出、生放送降板事件の原因となった黒幕の正体、石原慎太郎三浦雄一郎をめぐるミステリーの謎解き、岡村靖幸との幸福な山登り、そして感涙必至のエピローグ。濃厚な人々を描き、人生賛歌を高らかに謳いあげる。

著作を読むのは初めて。あまり文体は好みではなかったが、それなりに面白く読んだ。石原慎太郎三浦雄一郎の確執の話は知らなかったな。まあ、どうでもいいようなことなんだけど。

ボルトルッソ・マルヴァジーア 2019

Bortolussoの土壌はMaranoの干潟のカルシウムを豊富に含み、海に近いため年間を通じてぶどうの樹は塩分を含んだ潮風(Scirocco)にさらされ続けます。熟練者により選別しながら手摘みで収穫、発酵・熟成は、厳密に温度管理されたステンレスタンクで行われます。
海面より低い土地で造られたセラーで、年間を通して温度と湿度を一定の条件で保ちながら、理想的な熟成が進みます。

ほのかに微発泡も見受けられる。花の蜜、マスカット、白桃のコンポート、ドライハーブの香り。
きめ細やかなボディ、滑らかな触感。アタックでは口内からも香りが立ち上がりつつ、軽い花の蜜的な果実の甘さが感じられるが、内部に繊細な酸と、さらさらとしたきめ細やかな砂のような繊細なミネラル感が存在、ドライハーブ風味も出現してだれずに引き締まる。
まろやかでメリハリはあるが重さは感じず澄んで軽快、最後まで塩味やスパイシーさが効き、すっきり切れよい後味。

夕飯は魚介のカルパッチョサラダ。最近あるレストランがFBに写真をアップしていたのを見て食べたくなった。具はヒラマサ、サーモン、タコ、オレンジ、野菜いろいろ。マリネ液は、ワインビネガー大さじ2、ニンニクオリーブオイル大さじ1、オリーブオイル大さじ5、レモン汁大さじ1、塩、黒胡椒。まずまず美味しくできた。
ワインはプリモで飲んで美味しかったボルトルッソ。伊勢丹のワイン展でセールス・レップ・インターナショナルから直接購入したのだ。まとめ買いしたうちの1本で今回はマルヴァジーア。干潟で栽培したぶどうを使っているだけあって、やっぱりミネラルがある。でも、抑えめというか上品なミネラルなんだよな。白い花系の香りも良くて、これはかなり美味しかったな。他の品種を飲むのも俄然楽しみになった。

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クロ・デ・グリヨン プリモ・サンソ 2019

ドメーヌの新酒的位置づけ。グルナッシュ、ブールブラン,サンソーの3品種をブレンド。深いオレンジルビーの外観からチャーミングなフランボワーズや紫蘇の香り

夕飯はミラノ風カツレツ。自分で夕飯を作るようになってからは色々な媒体からレシピを集めるようになった。電子雑誌、ウェブサイト、YouTubeなどなど。電子雑誌の場合は、クリッピングして写真として保存している。これも雑誌で見つけたレシピ。
ミラノ風カツレツといっても、ヒレ肉を叩いてのばすものではなく、生姜焼き用の肉2枚の間にとろけるスライスチーズを挟んだもの。豚肉は塩・胡椒と乾燥タイムで下味をつけて、小麦粉をはたき、粉チーズ入りの卵にくぐらせてパン粉をつける。それをバターとオリーブオイルで揚げ焼きにした。ソースはフレッシュトマトと小ねぎのソース。初めて作ったけど、美味しくできたね。
ワインはAlcoholic Armadilloで購入したクロ・デ・グリヨン。赤なんだけどロゼのような色合い。確かに「チャーミングなフランボワーズや紫蘇の香り」。ちょっとした微発泡感もあるのでこの料理にはベストマッチだったと言ってもいい。料理もワインも美味しくて、満足の行く夕飯だった。

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