ボルトルッソ・マルヴァジーア 2019

Bortolussoの土壌はMaranoの干潟のカルシウムを豊富に含み、海に近いため年間を通じてぶどうの樹は塩分を含んだ潮風(Scirocco)にさらされ続けます。熟練者により選別しながら手摘みで収穫、発酵・熟成は、厳密に温度管理されたステンレスタンクで行われます。
海面より低い土地で造られたセラーで、年間を通して温度と湿度を一定の条件で保ちながら、理想的な熟成が進みます。

ほのかに微発泡も見受けられる。花の蜜、マスカット、白桃のコンポート、ドライハーブの香り。
きめ細やかなボディ、滑らかな触感。アタックでは口内からも香りが立ち上がりつつ、軽い花の蜜的な果実の甘さが感じられるが、内部に繊細な酸と、さらさらとしたきめ細やかな砂のような繊細なミネラル感が存在、ドライハーブ風味も出現してだれずに引き締まる。
まろやかでメリハリはあるが重さは感じず澄んで軽快、最後まで塩味やスパイシーさが効き、すっきり切れよい後味。

夕飯は魚介のカルパッチョサラダ。最近あるレストランがFBに写真をアップしていたのを見て食べたくなった。具はヒラマサ、サーモン、タコ、オレンジ、野菜いろいろ。マリネ液は、ワインビネガー大さじ2、ニンニクオリーブオイル大さじ1、オリーブオイル大さじ5、レモン汁大さじ1、塩、黒胡椒。まずまず美味しくできた。
ワインはプリモで飲んで美味しかったボルトルッソ。伊勢丹のワイン展でセールス・レップ・インターナショナルから直接購入したのだ。まとめ買いしたうちの1本で今回はマルヴァジーア。干潟で栽培したぶどうを使っているだけあって、やっぱりミネラルがある。でも、抑えめというか上品なミネラルなんだよな。白い花系の香りも良くて、これはかなり美味しかったな。他の品種を飲むのも俄然楽しみになった。

f:id:kane_katu:20210905151657j:plainf:id:kane_katu:20210905151700j:plain