メンティ・モンテ・デル・クーカ 2018

ヴェネト州、ソアヴェの隣、ガンベッラーラの自然派。皮ごと醸し発酵を行ったガルガーネガのワイン。柑橘類を軽く煮詰めたようなドライで重みのある果実味に、果皮由来のタンニンと苦みが心地よい立体感を与えています。豊かな奥行きのあるオレンジワインです。

いのししやにて購入。妻は4日から仕事だから飲めないが、私は5日からなので飲む。オレンジワインらしいオレンジワインで、安定の美味しさ。残すと思ってスクリューキャップのこのワインにしたのだが、結局1人で1本飲んでしまった。

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念入りに殺された男(エルザ・マルポ)★★★☆☆ 1/3読了

フランス・ナントの村で暮らすアレックスは、小説家の夢破れた内気な女性。家族と営む民宿に、ゴンクール賞作家のシャルル・ベリエがやってくる。気さくな彼と一家は打ち解けるが、ある夜アレックスはベリエに襲われ、抵抗した勢いで殺してしまう。家族との幸せな生活を守るため、殺人を隠しとおさなくては…。彼女はパリに出て、ベリエのアシスタントに成りすまして出版業界に潜り込み、罪を被せられそうな人物を探す。彼に「正しく」死んでもらうために画策するアレックスの運命は?一気読み必至のノワール

主軸となるアイディアはなかなか良かった。ただ、中盤以降がちょっと長くて、サスペンス感を十分には維持できなかった。もうちょっとハラハラドキドキさせて欲しかったな。『念入りに殺された男』という邦題はいいね。

マッテオ コレッジア・パッシート ドゥミ セック NV

甘いけど酸っぱいデザートワイン。アンズ飴みたいな懐かしい味わいです。偶然が造った、この年だけの個性。他にはありません。

マルシェ ディ ジュールにて購入。正月なのでデザートワインも。家で飲むのは正月くらいだな。先月、マルシェ ディ ジュールで見つけて買っておいたのもの。マッテオ コレッジアはこんなのも出してたんだね。マッテオ コレッジアの長男ジョヴァンニさんにはmondoでの生産者ディナーで会ったことがある。やっぱりそういうつながりがあると、買ってみようかなと思うね。
確かにあんず飴のような味わいでなかなか美味しかった。

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ルイ・ラトゥール・コルトン・シャルルマーニュ 1999

コシュ・ドゥリと並び、最高のコルトン・シャルルマーニュと評価されています!
ロバート・パーカー氏 ポイント90-91点!!!
やはりコルトン・シャルルマーニュと言えば、ルイ・ラトゥールですね。
コルトン・シャルルマーニュの総本山とも言うべき存在で、10haもの区画をもつ大事主。
当然のことながら、ラトゥールのそれは世界中でもっともよく知られている。
<マットクレイマー氏 評>
絶妙に調和のとれた上品な酸味、そして適度な渋みが、切れ味を引き立てます。長い熟成にも耐える白ワインです。

かわばた酒店にて購入。とっておき中のとっておきを開けた。液体は濃い目でややトロッとした感じもある。香りは素晴らしい。口に含むと、それほど濃厚な感じはなく、すぅーっと入っていく。ミネラルの中に苦味があって、後味はシュッとしている。さすがという感じだった。

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謹賀新年

今年は実家へ行くかどうか迷ったのだが、妻の実家と私の実家の両方の意見を聞いて、みんなOKだったので行くことにした。
まず、13時くらいに妻の実家へ。美味しいおせちの他に、今年は飛騨牛のローストビーフまで頂いた。これが絶品だったなあ。それ以外にも、柿の葉寿司やケーキまで頂いてお腹いっぱい。
例年だと私の父親に車で迎えに来てもらうのだが、免許を返納してしまったので、今年はタクシーで私の実家へ。天皇杯を見ながら、コーヒーなどを頂く。夕飯は寿司。妻の実家でたらふく食べたのだが、寿司も一通りのネタを食べて、またもやお腹いっぱい。今年は少し早めに18時半頃にお暇した。穏やかな晴天であまり寒くなくて良かった。

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総括

<本の四つ星(順番は読了順)>

猫を棄てる 父親について語るとき(村上春樹) 4/27読了
土に贖う(河崎秋子) 6/25読了
雲(エリック・マコーマック)7/3読了
着せる女(内澤旬子)7/9読了
一人称単数(村上春樹)7/30読了
心は孤独な狩人(カーソン・マッカラーズ)10/30読了
今も未来も変わらない(長嶋有)11/14読了

四つ星を付けただけあって、これらはどれも良かったね。特に1冊選べと言われたら、「心は孤独な狩人」かなあ。

<芝居の四つ星(順番は鑑賞順)>
今が、オールタイムベスト(玉田企画)3/20
The last night recipe(iaku)10/31
石橋けいのあたしに触らないで!(城山羊の会)12/19

「今が、オールタイムベスト」はギリギリ観られて良かった。その後は、「いきなり本読み」を配信でよく観ていた。「いきなり本読み」は配信というフォーマットによく合ってたね。むしろ生よりもいいじゃないかな。iakuと城山羊の会は大好きなので、観られて嬉しかった。演劇はコロナの影響をもろに受けたが、配信で観る気にはあまりなれないんだよな(「いきなり本読み」は別)。役者の演技を生で観たいというのはもちろんだが、他のお客さんとの一体感を味わいたいというのが大きい。他のお客さんとともに笑ったり、涙ぐんだりという場の空気を体感できるのが芝居の醍醐味だと思うから。

今年は、2月に妻と京都に旅行に行ったのだが、その頃はまだコロナの影響はあまりなかった。クルーズ船の感染が問題になっていたが、そのせいで海外からの旅行者が減って京都は空いていたので、ラッキーなんて思っていた。
3月から徐々に雲行きが怪しくなり、4月には緊急事態宣言が発令されて、私もテレワークになった。5月の終わりには通常業務に戻ったが、コロナは収まらない。芝居はほぼ中止になるし、ラグビーの試合も中止になった。ワールドカップの翌年で、ラグビー界がいよいよ盛り上がるぞというときだったので、非常に間が悪かった。バドミントンの練習ができないのも辛かった。
後半になって、ようやく芝居が復活してきたり、バドミントンの練習もできるようになって良かったなと思っていたのだが、ここに来て、また感染者数が増えてきておかしなことになってきた。来年はトップリーグも始まるので、これ以上、おかしなことにならないといいんだが。
今月の上旬にはiPhoneがおかしくなったのにも参った。知らないうちにかなり容量が切迫していたようで、音楽をダウンロードしながら、そのまま放っておいたら、容量をどうにかしろというメッセージが出て、どうにかしようとしても、すぐにホーム画面に戻ってしまうから再起動したら、リンゴループに陥ってしまった。これは恐ろしい現象で、電源は切れないし、強制再起動もできないのだ。ネットで調べて色々やってみたが、どうにもうまく行かないので、修理屋に持ち込んだ。結局、復旧は叶わず、初期化することになった。ただ、iCloudにバックアップが取ってあったので、復旧することができた。これからは容量に気を付けないといけない。
去年の今頃は今年がこんなことになるなんて誰も思わなかっただろう。まったくもって、おかしな、ひどい1年だった。ただ、生きていかなくちゃいけないので、淡々と暮らしていくしかないね。

パイパー・エドシック・ブリュット

1785年にフローレンス・ルイ・エドシックによって 創立されたパイパー・エドシックは、最も歴史ある シャンパーニュメゾンのひとつで、王妃マリー・アントワネットに献上され、名女優マリリン・モンローにも愛され、カンヌ国際映画祭公式シャンパーニュとしてもよく知られている偉大なシャンパーニュです。
シェフ・ド・カーヴであるレジス・カミュの生み出す、華麗ではつらつとした香味は、世界中の愛好家達から高い評価を得ております。
100を超えるクリュのブドウをブレンドし、ピノノワール主体に、シャルドネとムニエを使ったシャンパンは、洋ナシやリンゴの果実のアロマをもち、アーモンドや新鮮なヘーゼルナッツ、スモーキーさやトーストのニュアンスもあります。
口当たりが良くバランスの取れた、フルーティーな味わいが特長的な、エレガントで魅惑的なメゾンの実力を感じられる1本です。

キタザワにて購入。大晦日は例年寿司にしていたのだが、よく考えれば、正月に実家で寿司をご馳走になるので、今年は寿司ではなく、ピザにした。ワインはこちらのシャンパーニュを。すごくキレがあって美味しかった。

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